大江山酒天童子は黒枝豆で酒を飲む

      2016/04/15

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大江山(おおえやま)は京都府丹後半島の付け根に位置し与謝野町、福知山市、宮津市にまたがる連山。
大江山酒天童子伝説には、京都市西京区にある山城国と丹波国の境、山陰道に面した大枝山(おおえやま)という説もあります。

大江山には3つの鬼退治伝説が残されています。

一つは、『古事記』に記された、崇神天皇の弟の日子坐王(彦坐王)が土蜘蛛陸耳御笠(くぐみみのみかさ)を退治したという話。

二つめは聖徳太子の弟の麻呂子親王(当麻皇子)が英胡、軽足、土熊を討ったという話。

三つめが有名な大江山酒天童子伝説です。源頼光と頼光四天王が活躍したことで知られます。

丹波の大江山を住処としてい鬼のボス、大江山酒天童子は酒が好きだったことから、手下たちからこの名で呼ばれていました。
文献によっては、酒呑童子、酒顛童子、酒天童子、朱点童子などとも記されています。

名前の由来は大酒を呑むからという意味の酒呑童子や、元は捨て子だったとする説から「捨て童子」が字を変えて酒呑童子となった説などいくつかあります。配下に「茨木童子」がいます。

大江山酒天童子が本拠とした大江山では龍宮御殿のような邸宅に住み棲み、数多くの鬼共を配下にしていたといいます。

大江山酒天童子と配下たちは、都から女をさらう、金品を盗むなどの悪行を繰り返しましたが、天皇より命じられた源頼光とその四天王達によって討伐されました。

頼光四天王(よりみつまたはらいこうしてんのう)とは、源頼光に従事した4人の優秀な人物たちのことで、次の四名のことです。

  • 渡辺綱(わたなべのつな)
  • 坂田金時(さかたのきんとき)
  • 卜部季武(うらべのすえたけ)
  • 碓井貞光(うすいさだみつ)

坂田金時は金太郎の成人した名前です。

京都の一条戻り橋の上での渡辺綱と茨木童子の戦いは有名です。

茨木童子は、鬼切という名刀を所持していた渡辺綱に腕を切り落とされますが、後に腕を取り戻しました。

頼光同様に後世に成立した『今昔物語集』や『宇治拾遺物語』、『御伽草子』などで 大江山での酒呑童子討伐は有名なエピソードになっています。

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丹波と言えばぼたん鍋と黒大豆が有名。

黒大豆は、篠山藩主青山公が農業振興に力を注いだ産物です。
丹波の黒大豆は大粒で正月の贈答用・加工用として需要があり、県下の53%の栽培面積を占めています。

また漫画「美味しんぼ」でも紹介され一躍有名になった絶品、黒豆の枝豆。
あまりの人気に早生品種の黒豆の枝豆を出荷し始めてから篠山市内にも出回り始め、「おいしくない」「こんな味か?」といったクレームが篠山市や篠山観光協会に入りました。

観光協会では篠山市、篠山商工会とタイアップ。
本黒枝豆と早生の黒枝豆別物であるという看板を作成。
まちの要所に立てて啓蒙、販売店には「早生」「本黒」の表示をしてもらうようにして、告知に熱を入れてきました。

ぜひ注意して購入するようにしてください。つまり本黒枝豆には旬があるということです。その時期は10月10日頃です。

そこまでこだわって良い黒枝豆を届けようとする篠山の人の想いは篠山藩主青山公から受け継がれたものなのでしょうね。

大江山酒天童子は黒枝豆で「絶品」「絶品」と言いながら酒を飲んだのでしょうね。

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