すてきなおかえし

      2017/11/01

20150609azumayakan

人は誰でも若い時が肌もきれいで美しい。
なんといっても赤ちゃんの肌はぷるぷるでうらやましくなるほどスベスベでキレイだから、ママが嫉妬したくなるほどです。

プラスチックも同じで買ったときがピカピカ一番きれいです。

でも使いこんでいくうちのだんだん醜くなっていきます。
それって悲しくないですか?

人間はいやでも年を重ねます。
それが生きるってことです。
だから道具も使いこむほど、輝きを増すものが好きです。

世界を一緒に旅したお気に入りの帽子がクタクタになって、
でもそれを「その帽子、デザイン素敵ですね。新品では出せないビンテージ感も素敵」なんて言われると嬉しくなります。
買いたくても、どこに売っていなくて、かってどこの国でも「素敵ですね」って言われた大好きな帽子。

誰より愛した人が年齢を重ねて、おばちゃんになっても、年齢に比例して愛する気持ちも強く深くなっているって素敵でしょう。
シワが増えたら素敵になるっていうわけでは決してない。
素敵になるには理由があります。
置換不可能な理由があるからです。
若い時が最高の女性って悲しいでしょう。
いつもいまが最高で置換不可能な人が最高。

道具だって同じ理由で、共に暮らせるものがいい。
残念ながらプラスチックではそれができません。
木や銅、ホーローには、丹念に手をかけて使ってあげた分だけ、さらに味わいが出て愛しさが募り手離したくなります。
絶品ベターライフの必須条件です。

その味わいも、愛しさも、使い込んだことへのかけがえのない道具からのお返しなのです。

それは共に歩んだ者だけに通じる深い情愛を分かち合った、
かけがえのない女性からのお返しに似て、とっても絶品ベターライフ。

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