絶品愛。絶品人。

絶品グルメ、絶品チャーハン、絶品サラダ、絶品チーズ、絶品ケーキ、絶品バーガー、絶品牛丼、真心絶品と、絶品のつくものはたくさんありますが、絶品グルメに代表されるように食べ物が目立ちます。絶品は、実際には食べ物より他の品が多いと思います。

絶品の意味は、これ以上ないほど優れていて、感心させられる物。また、物でなくても、人間の作り出す、きわめて優れた作品、芸などにもいう。絶品の類似語に、逸品があります。共通しているのは、価値の高い、良い品物、作品。意味が変わりますが珍品もあります。

英語では絶品という単語はないので、例えば　The cake is to die for.　というように表現するようです。例文では「そのケーキためなら死んでもいい」というわけです。大げさな言い方ですが、それほど気に入っているということです。

古いヒット曲に「死ぬほど愛して」というのがあります。これなんかは「絶品愛」ということになるのかも知れません。

生活はアートだとしたら、絶品愛があってもおかしくありません。人と人が協働で創り上げる、それもひとつの作品だといえなくもありません。

さらにいうなら絶品人がいてもおかしくありません。絶品愛を創り上げるには、同時に絶品人になれなければならないからです。

絶品人の条件は楽しく生活することだと思います。楽しいといっても享楽ではありません。私たちが暮らす社会にはいろんな人がいます。それぞれに前世からの因縁を抱えています。楽しく暮らすとは、それら因縁を受け入れて自分がしたいことを誰にも迷惑かけずに淡々と続けて、したいことで共同体に貢献する。そういうことだと思います。

あなたがそこにただいるだけで
その場の空気が明るくなる。
あなたがそこにただいるだけで
みんなの心がやすらぐ。
そんなあなたに私もなりたい。

相田みつお

絶品愛を奏でる絶品人間といわれるようになりたいものです。つまり死んだ後に「カッコいい人だったなあ」と言われるような生き方をしたいものです。