富は使うほど増える!ウェルビーイングな「宇宙船地球号」乗組員募集

ブルーマーブル ライフデザイン
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地球上の人類が共存か共滅かという共同体的な宿命にあるとした『宇宙船地球号』と密接な関係にある「ウェルビーイング」(well-being)とは、身体的・精神的・社会的に良好な状態にあることを意味する概念で、「しあわせ」と翻訳されることも多いようです。世界保健機関(WHO)憲章の前文では、「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(well-being)」と述べられています。

ウェルビーイングないのちを創れば、
自然にこころも動かしたくなります。

宇宙船地球号は、ブッダが唱えた四苦八苦のマンダラの空を世代間にあるエネルギーを有効に使ってシナジー効果で乗り越えて「ウェルビーイング」(well-being)を最大化する戦略を提供します。富とは何か、富は使えば使うほど増える!

君たちが宇宙船地球号の船員になる目的は、最小単位2人からエンドレスにワンダフルな「ウェルビーイング」な共同体を創るためです。

地球船宇宙号は君の宇宙に入り込んで、シナジーを生み出します。
ウェルビーイングの本質は、親子にみられる”愛着の絆”であり、地球船宇宙号は、ウェルビーイングを共有します。
ウェルビーイングのはじまりは個なので、マンダラチャートで身につけます。身につけるまでの難易度はそれぞれですが、<十二縁起>のプロセスで無明を円環するよろこびがウェルビーイングになります。

いま、なぜ宇宙船地球号なのか

宇宙船地球号

持続可能な社会を実現するには、私たち一人ひとりが地球環境のことを考えて行動しなければいけません。『地球船宇宙号」が登場したのはSDGsという表現がされるずっとずっと以前、まだ君がデビューする前のことで、「富」に対する考えに警鐘を鳴らしていました。

富は使えば使うほど増える!富の山の人が暮らす富山県が『宇宙船地球号』に実感として、もっとも早く熱心にインスピレーションを得て活動をはじめたのは当然だった気がします。県の成長戦略の中心に「ウェルビーイング」を掲げて、すでに以前からサステナブル(持続可能性)を持続させる哲学を理屈ではなく暮らしで実践している富山人のこころには「真理」が拠り所になっているからです。

富山市は大空襲により市街地の99.5%が焦土と化し、被災者約11万人という大被害を受けたのは、つい77年前のことです。「ウェルビーイング」に見放されたその悲しみが富山駅に立つたびに、「幸せ人口1000万~ウェルビーイング先進地域、富山~」を掲げた思いやりと親切心が身についた富山人の原風景になっていると強く感じずにはいられない。何もしなくてもただそこにいるだけでしあわせな気持ちになれるってすごいでしょう?富は使えば使うほど増えることを肌で感じる富山の人の生き方、あり方は「ウェルビーイング」を目的に飛び立った宇宙船地球号の旅そのものだったのです。

禅をデザインに反映したiPhone

仏教がこれほど長く継承され、ITの巨人と相性が良く、支持される理由が彼らの考える「富」と一致しているからでしょう。富というと巨万の富に代表されるお金を思い浮かべますが、果たしてそうでしょうか?

日本は本来自然を敬う精神文化の中で暮らしてきましたが、明治維新以来盲目的に欧米に追いつけ追い越せを辿ってきたので、いまもバブル期への復帰に血眼になっています。しかしアップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏は日本の精神文化に惹かれiPhoneの裏には禅をイメージしたシンプルな筐体を採用しています。
「富」のあるべき姿に覚醒するときを迎えています。

その答えは「幸せ人口1000万~ウェルビーイング先進地域、富山~」ウェルビーイングを成長戦略にした「富山」にあると信じてます。
ウェルビーイングを、君個人の成長戦略にするのも素敵じゃないですか。
人生が真のよろこびに満ちたウェルビーイングな世界であるために、ウェルビーイングをこころの支柱にしてほしいのです。

富とは、私たちが人間のために準備できた未来の日数のことである。

地球船宇宙号の於ける富の定義です。

宇宙船地球号操縦マニュアル

宇宙船地球号が君のマンダラに到着する歴史を簡単に辿ります。

地球を「宇宙を航海する船」に見立てる概念として最も初期のものは、19世紀のアメリカ合衆国の政治経済学者・ヘンリー・ジョージの名著、『進歩と貧困(Progress and Poverty)』(1879年)に見られます。社会の公正・平等な発展の根本は土地所有と土地のあり方の在り方があると提唱したなかに「宇宙船地球号」の概念がみられました。

宇宙船地球号操縦マニュアル

宇宙船地球号』は、1960年代にアメリカの建築家であり、数学者、哲学者、エンジニアとして、多彩に活躍したリチャード・バックミンスター フラー(Ricahrd Buckminster Fuller)が「宇宙船地球号(Spaceship Earth)」という概念を著書で打ち立てたことにはじまります。フラーの文明論として広く知られています。

衝撃的だったのは、『宇宙船地球号 操縦マニュアル』の「第6章 シナジー」の中で述べている「富とは、私たちが人間のために準備できた未来の日数のことである。
正確には「富というのは、代謝的、超物質的再生に関して、物質的に規定されたある時間と空間の解放レベルを維持するために、私たちがある数の人間のために具体的に準備できた未来の日数のことだ。」フラーが提唱した世代間をつなぐことを前提にした暮らし方は、ブッダの教えに通じるし、富は使えば使うほど増えるというのもブッダの教えに通じます。

ボールディングの“宇宙船地球号”

やがて『宇宙船地球号』は、アメリカの経済学者,システム論研究家 ケネス・エワート・ボールディング(Kenneth Ewart Boulding)らによって地球上の人類が共存か共滅かという共同体的な宿命をもつにいたったことを示す隠喩として使われはじめました。

これはブッダの「自灯明・法灯明」に通じます。
自分自身を頼りとすることを「自灯明」といい、真理を頼りとすることを「灯明」にしなさいという意味です。真理を弁えない共同体的な宿命に行き先は見えています。

仏教

月面に着陸した人工衛星から送られてきた写真によって見た地球は、文字どおり宇宙空間に浮ぶ宇宙船で、そこには 40億の人間がひしめき、核戦争、人口爆発、環境汚染、資源枯渇の危機にさらされている。コミュニケーション手段の発達によって縮小した地球には、もはや無限の発展を許すような空間はない。

閉じられた有限の地球上という真理を度外視した人類は、あたかも宇宙船内で宇宙飛行士が有限な資源を利用して飛行を続け、生存をはかっている。
宇宙船地球号

ボールディングは宇宙船地球号について

この宇宙船に多くの欠陥が指摘されるようになった。酸素配給装置に入り込む様々な有毒ガス、エネルギーの限界、食糧不足、飲料水の汚染、ファーストクラスとエコノミーの格差、船室感のいざこざ、店員の問題など、様々な問題が噴出している。

と述べ、格差問題にも触れています。それからおよそ50年、世界は爆弾を撃ち込んでいざこざは絶えません。

現代では、以下のようなテーマの源泉であるといえるのではないでしょうか?

  • 働き方
  • サステナブル
  • Well-being
  • ダイバーシティ&インクルージョン
  • 共創

君のマンダラチャート

マンダラチャートとは?
▶︎マンダラチャート(ダウンロードできます)
ウェルビーイングな暮らし方は、さらにウェルビーイングな暮らしを引き寄せます。
夢を叶える「マンダラチャート」の基本ルールは、とてもシンプルです。

「マンダラチャート」は、3×3の9マスの枠で構成されるフレームワークです。
9つのマスの真ん中にテーマを入込み、周辺のマスに関連項目を入れていくだけです。
例えば、2020年度の目標設定を例に記入してみます。まず、真ん中に「2023年の自分の理想像」を一言で記入し、その理想を達成するために必要な要素「仕事」「家庭」「趣味」などを周囲のマスに入れていきます。

あとは各項目に詳細を記入していきましょう。
目標を立てる際は、後から振り返りやすいようにできるだけ具体的に、定量的に立てると良いでしょう。(売上を◯◯円アップする、毎晩寝る前に般若の呼吸を5分間するなど)全て記入すると、今年1年、自分の理想像がより具体的となり、日々どのような行動をしていけば理想の状態に近づけるのかがひと目でわかるようになります。
宇宙船地球号私たちはビジネスでもプライベートでも目標を立てますが、最後まで忘れずに取り組むことが出来る人と忘れる人に分類できます。年初めに、その年の目標を立てたものの、光陰矢の如しで日々を過ごすうちにいつの間にか忘れていたというパターンをくり返すヒトも多いはずです。

3ステージに分類される人生なら、それでも良かったのですが、現在のような人生100年〜200年時代、マルチステージの時代に於いてはそうもいきません。人生を自分でマネジメントすることを避けて通ることはできません。

マンダラチャートで人生を君の手のなかに

人生100年時代のマルチステージ

パーソナルファイナンスの自己責任と社会的視野

戦後経済成長時代の特徴は年功序列賃金制&終身雇用制に安定した公的年金制度、安定した銀行中心の間接金融制度を背景に、貯蓄、保険、税、年金といったパーソナルフィナンスに個人の意思決定はほとんど自覚されず、金融商品は銀行まかせ、納税は源泉徴収制度によって会社まかせ、年金は国まかせでした。しかし経済の成熟化と停滞で一連の制度が不安定化して、直接金融への志向、貯蓄から投資へ志向が移る中で個人はパーソナルフィナンスに関する意思決定をしなければいけなくなっています。
ライフステージという限られた時間のなかで限られた資産とキャッシュフローを適切に配置して、ライフデザインを実現していく個人の意思決定の重要さがどんどん増しています。つまり自分の頭で考えて決定していく個人としての当たり前が必然になっているのです。

同時に個人の金融資産が、どのように貯蓄され投資され使われるかは国、自治体のパブリックファイナンス並びソーシャルファイナンスに大きな影響を及ぼし、さらには株式市場、債券市場に日本経済に影響を及ぼします。少子化対策にはじまり様々な打ち手は企業の持続可能性、企業価値、家計の資産価値、資産形成と一体になって好循環することが期待されますが、個人のパーソナルフィナンスに関する健康的な意思決定が持続可能性を高めるので、富の定義を間違わず、自身の真偽眼を鍛える努力を惜しまないようにしましょう。
SNS、メディアが関心を得るために垂れ流すどうでも良い情報に振り回されて時間を損失しないようにしたいものです。

ブッダに学ぶシステム思考「自灯明、法灯明」
「自灯明、法灯明」はお釈迦様の遺言とも言うべき重要な言葉です。この言葉の意味を理解すれば「仏教」が宗教ではなく、哲学さらに心理学であると思うでしょう。自灯明、法灯明ただ誰かから聞いたからといって、それを信じるな。何代も受け継がれたからといっ

しかも世界の幸福度ランキングで日本は毎年最低クラスです。日本は、客観的に見ると安全で平均寿命も長く、平和であるにもかかわらず、先進諸国の中では最下位にランクされます。

2022年は54位で、「社会的自由」「寛容さ(他者への寛大さ)」「人生評価/主観満足度」が低く、「1人当たりの国内総生産(GDP)」と「健康寿命」が高い結果となりました。「困った場合に助けてくれる親戚や友人の有無」「自分の意思で決定できることへの満足度」「困っている人への寄付」などで低いようです。

マンダラチャートは、自身の目標設定とフォローに使っていただくものですが、併せて家族間での共有していただくといいと考えます。

ウェルビーイングの本質である”愛着の絆”を強め、遠く離れても心理的な港にするためです。

愛着の港

マンダラチャートのことは、大谷翔平選手が活用されて、日々書き込んだことをマインドフルネスに実践されて、いまも続けていることが今日の大活躍に繋がったことはご存知だろう思うので詳しい説明は省きます。

使い方は大谷選手の手書きのチャートを見ていただくとお分かりいただけます。
作ったA4サイズのシンプルなテンプレート(PDF)を気軽にダウンロードしていただけるようにしてあります。こちらからダウンロードできます。▶︎マンダラチャート

フラーの宇宙船地球号

マンダラチャートの使い方

すべて空欄になっていますので仕事でも家庭でも使えます。ダウンロードしていただくと表紙以外にも色別のチャートがあります。たとえばサンプルの左上にある「体づくり」のチャートです。全部で8色あります。

1)中央の空欄に大目標(サンプルではピンクのマス)を書き込みます。
2)大目標を達成するために必要な目標を周囲に書き込みます。
3)全部マスが埋まらなくても気にすることはありません。
4)マスは色別に作っていますので、色別のシートも作ってあります。
5)さらに一週間分のなにをするか、したかを書き込めるページもあります。
6)一週間分のページは今日なにをするかが一目で把握できます。

すぐ意識から消えてしまうような無駄な目標設定を避けたいのであれば、「マンダラチャート」の活用が効果的です。ウェルビーイングなヒトがウェルビーイングな日々を過ごしていたなら簡単に達成できます。

しかしウェルビーイングでないヒトが、マンダラチャートを達成してウェルビーイングな自分になっるにはツライかもしれません。なぜならウェルビーイングでないからです。ウェルビーイングとは、すべてが満たされた生きるよろこびを悟った「涅槃寂静」に達した状態です。ウェルビーイングでないヒトの弱点は執着心が強いこと。<こころ>のありように非合理な未解決な問題が紛れ込んでいるからです。未解決な問題のほとんどは愛着障害の問題で、依存を生み出す構造の原因になっています。

非生産的な未解決な問題を突き放すには、他者の価値観に影響されない君の価値観に基づいた「ライフデザイン」と「ライフデザイン」を反映した「ライフプラン」を作成〜実践しましょう。

宇宙船地球号を「いのち」の成長戦略にする

フラーの宇宙船地球号

「ライフデザイン」と「ライフプラン」は、「いのち」さらに「魂」の土台ですが、そこまでのモノにできないヒトが大半です。「ライフデザイン」とは個人の生き方ですが、個人の人生に対する価値観が表現されます。ヒトの価値観には経済的価値、文化的価値、道徳的価値、環境価値、地域への価値などがあり、どう評価するかは、ヒトによって異なります。説明を求められても言葉で説明できない場合があります。さらに現代では情報が泡のごとく氾濫していて自分でも見分けが難しくなっていて、個人の生き方がきわめて多種多様になっています。

長時間労働の増加、インターネットの普及、エンタメの拡大などによって、家族構成もシングル・ディンクス、ファミリー(片働き・量働き)などがあり、働く形態も会社員、自営業(個人事業主)、派遣、など多様化しており、こうした個人の生き方を方向付けているのも、ライフデザインです。

ライフデザインを具現化したものがライフプラン、つまり生涯生活設計です。
広い意味のライフプランにはライフシフトや家族のファミリープラン、住宅購入プラン、健康プラン、  視野に入れた教育プランなど数値プラン、老後の資金プランなどをキャッシュフロー表、バランスシートで表現することをファイナンシャルプランに於けるライフプランニングと呼びます、
またライフステージのライフプランニングにはこれら有形・無形の資産形成プランが含まれます。
これらプランを達成していくことが「いのち」を使った「生きる」ことであり、喜びを感じられるか否かで、結果にも違いがでます。ライフィデザインを具現化したのがライフプランライフデザインを具現化したライフプランを達成していくことが「いのち」を使った「生きる」ことです。

ウェルビーイングに取り組めるようにするのが「マンダラチャート」です。しかしマンダラチャートにしたら「ウェルビーイング」になるという単純なものではなく、<十二縁起>の無明に到達ごとに意思を強くするために3×3の9マスを使うのです。

十二縁起を円環するすることを「生きる」と呼ぶ

宇宙船地球号

バックミンスター・フラーが”宇宙船地球号”に乗せた「富」とは、<いのち><こころ><たましい>のことだと考えたらどうでしょう?

たましい
マンダラチャートの目標達成の難易度はヒトによって違います。マンダチャートを投げ出したくなるヒトもいれば、楽にできるヒトもいるでしょう。違いは自分が好きかどうかによりますが、大切なのはマインドフルネス。つまりなりきることです。

ブッダが入滅する前に弟子を一堂に集めた最後の講義『八正道』で伝えた①正見(正しい見解) ②正思惟(正しい決意) ③正語(正しい言葉) ④正業(正しい行為) ⑤正命 (正しい生活) ⑥正精進(正しい努力) ⑦正念(正しい思念) ⑧正定(正しい瞑想)⑦正念で伝えたマインドフルネスで<マンダラチャート>になりきることで、<いのち>は<こころ>と合体して<たましい>のレベルに到達、自然に「十二縁起』を円環するるので、闇夜から朝を向かえるように次第に「無明」を脱し人生に明るくなっていきます。マンダラチャートを媒体にして<こころ>に到達するので、あらゆる執着から離れられるようにようになります。君の宇宙の旅は<涅槃寂静>の世界を迎えられるのです。

こころは脳に隠れていた!

大脳皮質の働き、辺縁系の働きがひとつになったものが大域的アトラクター(attractor)。
アトラクターとは、ある状態を安定的に留めておく領域のことで脳には様々なアトラクターがある。大脳皮質の中に蓄えられていた経験・知識・性格などを織り込んでひとつになったもの。
『喩伽行唯識派』では、これを深層心にある<阿頼耶識(あらやしき)>と呼んだのだろう。心は脳にあるからです。次に十二縁起での活動を記しておきます。

マンダラチャートを意思にして無明を円環する

無明(混沌とする天地のはじまり)によって
生活作用(志向する本能的な生存欲求)があり、
生活作用によって識別作用(気づき)があり、
識別作用によって、名称と形態(身体と心)とがあり、
名称と形態とによって
六つの感受機能(眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識)があり、
六つの感受機能によって
対象との接触があり、
対象との接触によって
感受作用があり、
感受作用によって妄執があり、
妄執によって執着があり、
執着によって生存があり、
生存によって出生があり、
出生によって老いと死、
憂い、悲しみ、苦しみ、愁い、悩みが生じる。
このようにして、苦しみのわだかまりがすべて生起する。
このこころ/魂の流れが『十二支縁起』である。
十二支縁起は円環することで、「無明」に戻り、一時的に空白状態に陥るが意思があれば、ある方向に向かって進み出す。
「無明」がなければ、混沌は避けられるが、同じことの繰り返しになり、動物の状態になり成長がなくなる。人間がたとえば愛や国家など抽象観念を持ち得たのは「無明」があるからです。
「使ったものを元に戻しなさい」と注意されても戻せない性質。いくら整理してもまた散らかり放題になっている。私たちの暮らしは、カオスに満ちていますが、カオスこそはよりよく生きるために神が与えた才能かもしれません。なるほど発達が著しい子どもの日常はカオスの中にあります。

無明もカオスも必要だ。同じように意思も必要。

そこで問題になるのが「意思」である。
たとえば「意思」をマンダラチャートに明文化することで、「無明」を発達のバネにするのだ。
ヒトはそれぞれに生産性に関係なく、未解決な問題に惹かれます。
どこまでも「一切皆苦」なので「一切皆苦」を愉しむ余裕が必要です。煩悩の炎の吹き消された悟りの世界(涅槃)は、静やかな安らぎの境地(寂静)であると「涅槃寂静」に辿り着く道「八正道」を歩き続けて、どこまで遠くいけるかが人生最強のエンタメになる次第です。
「涅槃寂静」に辿り着く道「八正道」を歩き続けるガイドが、マンダラチャートです。
ヒトはみんな「一人一宇宙」ウェルビーイングもひとりはみんなから、みんなはひとりからはじまります。

君が感じる<こころ>とは、君たちの<いのち>の産物です。生きているから<こころ>を感じます。<こころ>も生命現象の一つの表れで、<こころ>は<身体>と対峙するものではありません。生きるために人工心臓を移植しても、そのヒトから<こころ>が無くなりません。<こころ>はそのままです。しかし体調が悪いときを想像してください。唯識派がいう『前5識眼識げんしき耳識にしき鼻識びしき舌識ぜっしき身識しんしきつの識)』やホルモン分泌が乱れると意識が乱れ,<こころ>は乱れます。

魂

前五識もホルモン分泌も心臓の身体の動きも自分ではコントロールできません。
<体>と<こころ>は<いのち>を介してつながって<>になります。

ヒトは死んでも「魂」は生きています。
実際に「魂」と遭遇したヒトはたくさんいます。

ウェルビーイングのために「たったひとつの大事なこと」
「自灯明・法灯明」は現代でいうウェルビーイング/Well-beingに他なりません。Well-beingとは、Well(よい)とBeing(状態)が組み合わさった言葉で、「よく在る」「よく居る」状態、心身ともに満たされた状態を表すしあわせ(自利利他)の概念です。 「自灯明・法灯明」「八正道」はしあわせに至るプロセスに欠かせないあり方です。

曼茶羅(マンダラ)に愛着の絆を。

曼茶羅

君がいま居場所にしている混沌(カオス)から涅槃寂静に向かう<いのち>の成長戦略に使うのは、<マンダラチャート>です。マンダラの基本は「縁起」です。縁起(因縁)とは原因があって物事が生起し、結果が生まれるという意味です。ヒトはみんな縁起を生きています。縁起こそ私といっても良いでしょう。実体としての自分はいない。つまり執着は捨ててもいっこうに構わない。

カオスから涅槃寂静へ。
君はウェルビーイングに到達する

曼荼羅(マンダラ)について簡単に説明しておきます。
曼茶羅(マンダラ/Mandara)は空海が唐の時代の中国に学んだ時に、密教のツールとして用いられていたものを持ち帰ったものです。円盤または円を意味するサンスクリット語に由来していました。曼茶羅はブッダが描いたものではなく、根本分裂後に興った大乗仏教のひとつ「密教」で登場します。表現は様々ですが共通しているのは、中心や対称性、四方位があることです。
中心には、至高であり、生命の源泉である太陽と宇宙の真理の象徴である大日如来(サンスクリット語: Mahāvairocana)を中央に配して、周囲には、統合、調和、変容などの宇宙的、本質的な象徴として数々の「仏」を一定の秩序にしたがって配置しています。

曼茶羅には「胎蔵正曼荼羅(胎蔵曼荼羅)」と「金剛界曼荼羅」があり、2つの曼荼羅を合わせて「両界曼荼羅」または「両部曼荼羅」と呼びます。それぞれに経典があり胎蔵界を代表する経典が大日経で、金剛界を代表する経典が金剛頂経です。かならず2つ掲げ説かれます。

胎蔵正曼荼羅の場合

慈氏菩薩
宝幢如来
普賢菩薩
天鼓雷音如来
大日如来
開敷華王如来
観自在菩薩
無量寿如来
文殊師利菩薩

金剛界曼荼羅

四印会
一印会
理趣会
供養会
成身会
降三世会
微細会
三昧耶会
降三世
三昧耶会

曼茶羅(マンダラ)の根源である深遠な中心は永遠であり、創造する力、智慧、エネルギーが絶え間なく溢れ出ており、諸行無常の言葉通り、変容しながら保たれ自己更新を続けています。

曼茶羅の不変である中心の法則(the law of the Centre)と呼ばれているものは宇宙の基本的原理であり、すべてのものには全ての生命が活気づけられるただひとつの中心は、曼茶羅の始まりであり、同時に全ての形と過程の源です。どのような道をたどろうとも、すべてのものは中心の法則に則って常にこの永遠の点に導かれ戻って行きます。中心にあるのは慈愛すなわち愛着の絆です。

曼茶羅は、自然界のいたるところに存在します。

全ての細胞の中に、全ての眼の中に、全ての雪片、鉱物の結晶、様々な金属の結晶の中に、木の断面に、蜘蛛の巣の中に、緑柱石の異なった模様の中に、人間の身体と宇宙そのものの中にも表れています。

因縁生起(いんねんしょうき)

縁(原因)によって物事が生起するといわれますが、原因から無明(自己中心性に明るくない)を取り除くと<苦>は低減できます。
自分に執着した状態で行動、発言、思考すると<苦>に苛まれます。

ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために

Hygge/人生100年時代のマンダラ

「地球船宇宙号」は、ひとりはみんなのために、みんなはひとりのためにという真理によって自己中心性から離れて、他者への共感を忘れず慈悲を中心に暮らせば、<苦>を減少できます。
一人一宇宙に住む君が<こころ>で思うことは、みんなの応援で実現します。

正しい心の持ち主には、幸運がついてくるものです。
他人にばかり頼らずに、道は、自ら切り開いてこそ、ものごとを進められるのは自分だけ。

まずは君のマンダラチャートを、明日ではなく、いま行動を起こすのです。
では、どんな行動を起こせばいいのでしょう。やることはシンプルです。
マインドチャートを創って、達成するためにマンダラの<こころ>になりきることです。
他人に惑わされず、自分を忘れて対象になりきる、太古から続く<いのち>の源流を感じて<こころ>になりきり、<たましい>になることです。

あると思い込んでいる「私」という実体はない。あるのは八識のみ。
八識とは、眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識の六識と末那識(まなしき)・阿頼耶識(あらやしき)の総称。なので「私忘れ」つまりマインドフルネスですべての瞬間を自分のものにするのです。

(英語でいう)マインドフルネスとは目の前の「対象になりきる」こと。食事をするなら食べ物になりきる。掃除をするなら雑巾になりきる。つまり没入。わかりやすいモデルが大谷翔平さん。一日が没入の連鎖なら「私」を意識することはないはず。
「私忘れ」ができない身である期間。実際には困難でも、『地球船宇宙号』に乗って挑戦してみるのも面白い。「此れ生ずるが故に彼れ生ず、此れ滅するが故に彼れ滅す。」

まとめ

地球船宇宙号は君の宇宙に入り込んで、混沌からシナジーを生み出します。
ウェルビーイングの本質は、親子にみられる”愛着の絆”であり、地球船宇宙号は、ウェルビーイングを共有します。
ウェルビーイングのはじまりは個なので、<マンダラチャート>で身につけます。身につけるまでの難易度はそれぞれですが、<十二縁起>のプロセスで無明を円環するよろこびがウェルビーイングになります。
宇宙船地球号

ゲンキポリタン大学

般若のゴエス

「社会人基礎力」(全6回)

コラム

 

 

 

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