物忘れ
「物忘れ」は、誰にもあると思いますが、コンビニやスーパーヘ目的があってきたのに、「あれなにを買いに来たのかな？」ということがあります。
これは物忘れではなく、脳が注意散漫になっている状態。忘れていない証拠に、その時は思い出せなくても、少し間をおくと必ず思い出します。
忙しいと脳は、いくつものことに注意が必要になり、必要に応じてフォーカスしていきます。その結果「うっかり」が発生します。
脳幹にある青斑核（せいはんかく）という場所から分泌される「ノルアドレナリン」の量が少ないと覚醒レベルが低下しボーッとします。
反対に「ノルアドレナリン」が多いと興奮しすぎになり、あれもこれも気になって注意散漫になります。
脳に入る情報を減らせば物忘れは減ります。なのでそれもあって「ミニマリスト」が人気なんですよね、
情報を減らすことで頭もスッキリして気持ちも落ち着いてやる気になるというのは、理にかなっているのです。
ノルアドレナリン
アドレナリンとノルアドレナリンは、快感物質であるドーパミンを前駆体としてチロシンというアミノ酸から生合成される物質です。
ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンは、全て交感神経系を興奮させる物質で、感情のコントロールと併せて抗ストレス作用を持ちます。
共に心拍数の上昇、血圧の上昇、筋肉増強、脂肪の分解促進、消化吸収の制限など同じような作用があり、ノルアドレナリンの分泌はストレスに反応して起こります。ストレスを感じてノルアドレナリンが分泌されると、体中に血が巡り脳が一気に覚醒します。
この時、筋肉に酸素や栄養を送るために心拍数と血圧は上昇します。
これは元々は、生物が自然界で何らかの危険を察知した時に交感神経系を刺激して、瞬時に様々な状況判断を行いつつ、肉体を効果的に動かすことが出来るようにするための仕組みです。
ノルアドレナリンは、困難に立ち向かったりそれを乗り越えていくために必要な物質ですが、眠る時には厄介な存在になります。やる気の元である「ノルアドレナリン」の量が少なくならないと興奮してしまい眠れなくなりストレスに転じてしまいます。
人間の心身って実はとってもシンプルです。
なのに、段々と複雑化していくので、シンプルさでは対応できなくなってしまうのです。
シンプルをできるだけ取り戻すことで、健康さも維持できるのです。
もの、こと、ひと、
家財道具も身体も、ミニマリスト。
しかし物自体に焦点を当てている限りものを整理することも、捨てることも正当性はありません。
焦点を合わせるべきは、生きる幸福です。
そうするといやでも俯瞰する眼差しが必要になります。
私たちの暮らす社会は因果関係があり、システマティックなものだからです。
必要なものを、必要なだけ、必要な時、意図的に使いこなせるように、俯瞰するまなざしをもって、自分を鍛えていきましょう。
寝具も本当に心身にいいものがあるとハッピーです。
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まとめ
私たちは安易に「もったいない」と口走ります。
私たちは安易に捨ててしまいます。
安易な夢より心が通った濃密な夢の方が楽しいと思うのです。
それは日頃の自分の「もの、こと、ひと」との関わり方ではないでしょうか？
眠りの質を左右しているのは寝入りばなの３時間です。
最初の１時間はノンレム睡眠、やがて深いレム睡眠状態がきます。
そこから２回目の浅いノンレム睡眠に変化していきます。
脳がしっかり記憶を定着させ、記憶を整理していきます。
睡眠中、脳は実直に働きます。
もしあなたが安易な取捨選択をしていたら、脳はそれに慣れっこになります。
素敵な人生を過ごすために脳が「働きがいがあったぜよ」と言えるようにしてあげたいですね。
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