コミュニケーション、つまり人間関係のトラブルが絶えない。一番多く耳にする日常の悩みです。
自分が予測した反応と違う反応が返ってきた場合、ショックを受けるのはもっともです。
自分を尊重するように他者を尊重していたら、失望することはありませんが、なかなかそうもいかないですね。
この種の問題の根源は「境界」の認識の曖昧さが絡んでいます。
自分の思うような反応が返ってくると思い込んでしまうのは、こちらの勝手な都合で、相手には相手の都合もあるし、その時の状況もあります。
単純なことなのですが、ついつい相手のことが同一視されて、気にとめなくなってしまうのです。
裏返せば温かい交流を求めているから起こる問題です。
反応が違うからといって、相手を責めることもないし、自分を責める必要はありません。
そんなことをしても何の解決にもなりません。
感情的になるかもしれませんが、感情はそのまま受け入れて、感情を行動にするのは慎みましょう。
後にいい効果を発揮しないからです。
自分と他者とは違う環境で育ってきて違う状況で暮らしているという現実を受け入れましょう。
同じにならないときがあって当然なのです。
この種の問題では、当然ですが異性間ではより多いですね。
異性との間で気になるのが、女性が言葉で傷つけていること。
独身の間は目立たないのですが、結婚するとエスカレートします。それだけ頑張っている証かも知れません。
女性にすれば、そんなことで傷つくのと不思議がるかも知れませんが、男性はすごく傷つきやすい動物です。(笑)
傷つくほど無口になります。
男性は外側の価値にこだわります。
外側とは、外部に見えていることで、役職、収入、資格、学歴などです。
それに対し女性はもっと現実的で、内側の評価にこだわります。
内側は見えないので、自分が評価します。
資質、性格などで、自分が良いと言ったら良いのです。悪いといえば悪い。
男性と比べて組織に頼れない生き方をしてきたからだと思います。
本当は男性も頼りきれないのですが、毎日組織内で暮らしているといつまでも続くように錯覚します。
このように愛し合う男女であっても、環境も違えば状況も違います。
自分が予測した反応と違う反応が返ってきても、憂慮せずに、
温かいココアを飲んで、ひと息ついて温かい交流を続けるようにしましょう。
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