マズローの欲求五段階説は、いまでは知らない人がいないくらい有名ですね。
生理的欲求
食料、水、睡眠、排泄、セックス、衣類、住居
安全の欲求
健康、身体、資源、雇用
所属と愛の欲求
情愛、家族、友人、親密な関係、性愛
承認の欲求
尊敬、自尊心、自信、達成
自己実現の欲求
モラル、目標、目的、主体性、自発性、問題解決スキル(ライフスキル)
感情のコントロール、偏見のなさ
マズローの欲求五段階説を恋愛にあてはめたら
これらマズローの欲求五段階説をさらに応用すると
モチベーションや、家計、恋愛・結婚など具体的で狭義なテーマに
落とし込むことが可能になります。
「マズローの欲求五段階説」を家計に応用するとどうなるでしょう。
最下層にあたる「生理的欲求」では、食料、水、衣類、住居などを挙げ、
最初に確保しなければならない費用としました。
次に「安全の欲求」を満たす費用として
保険や光熱費や保険、さらに仕事関連の費用を挙げました。
これらの費用が満たされていると、
「所属と愛の欲求」の予算が確保できるようになるとしています。
確かにそうですね。
この応用は、ライフプランニングを進める上でとても効果的で役立ちますが、
あくまでLuke Landes氏の説で、
それぞれの個人に該当するかといえば、事情が変わってきます。
Luke Landes氏
現代の普遍的な価値観は、祖父母の世代、親の世代とは違っていて、
欲求の五段階説に変化はなくとも、予算配分となると一筋縄ではいきません。
安全と安心の欲求は生きる上でとても重要ですが、
自分は生育期の感じ方で随分変わってくると思います。
たとえば境界性パーソナリティ障害が増えているのでしょう?
安全・安心のコストはかってと比べてはるかに高くなっています。
核家族化、女性の負担増、養育環境の変化、こどもの孤立化
境界性パーソナリティ障害を後押しする環境
なにもかもが境界性パーソナリティ障害を後押ししています。
たとえば、親密な関係が結べない人がいます。
客観的に見て、この上なく幸福な状態にあるのに、
自身では受け入れ難く「気持ちが悪い」とさえ言い放ちます。
自ら状態を破壊したい欲求に苛まれているような人の場合、
安全が安心にならない不合理が生じます。
所属と愛の欲求で立ち往生し、安全の欲求が満たされかねない人の場合、
通常のライフプランの発想では組めなくなってしまうのです。
夫婦仲は悪くないのに別居状態に陥ると、家が2件必要になるということも起こるのです。
こんなことを普通のライフプランでは考えません。
しかし現実にはあります。
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