睡眠力を集中力に変換した水木しげる先生
93歳の長寿をまっとうされた水木しげる氏は、漫画家という激務な職業にありながら
- 「自分はどんなに忙しくても10時間は寝ています」
- 「睡眠をバカにしちゃあいけません」
- 「眠っている時間分だけ長生きするんです」
- 「幸せなんかも“睡眠力”から湧いてくる」
と「睡眠の大切さ」を主張されていました。
睡眠力が集中力に化けたんですね。
いい作品を書くために睡眠を大切にされたのです。
その睡眠は起きている間、作品に没頭するためのものだったのです。
食と睡眠は健康に生きるために欠かせないのです。
質が高いほど健康力も高くなり志も高くなり、仕事の質も高くなります。
寝具と住環境
「健康面」においては、「布団」と「ベッド」のどちらが優れているの気になるところです。
『ベッドと布団、身体ににいいはどっち?』と、質問されることがあります。
好みもありますが、結局は、生活スタイルや家族構成、住環境が決定づけるように思います。
基本的には、ご使用になる人それぞれが、良いと感じたものを選ぶということになります。
人生の1/3を過ごす場所です。
ご自身の健康状態と、住環境に最適なものを考慮して決めてはいかがかと思います。
だってリビングで過ごすより多いんですよ。
睡眠は健康の中心
質の高い睡眠は健康のすべての中心になります。
たとえば1ルームマンション、あるいはそれに準じた環境では、部屋の大きさ、押入れの有無などが影響します。
狭いほど折りたためる布団がベターです。
床に敷いたままでは、見た目も悪く、大きな座布団のようになって不衛生です。
なにより動ける面積が少なくなってしまいます。
押入れも小さく部屋も狭い1ルームマンションのような所では、圧倒的に「ベッドがいい」と答えます。
ゆったりした押入れ、クローゼットがあるなら、出し入れの面倒を気にしないなら、布団とマットレスという選択肢もあります。
単身赴任のような場合は、費用も会社から出るので部屋は狭くてもベッドでも布団でも、自分の生活スタイルで選べるでしょう。
この場合、ベッドと布団の違いを理解して、身体への影響を考慮して決めるといいでしょう。
自費で移住する場合は、そこで暮らす期間も考えて決めるようにしましょう。
ベッドと布団には、それぞれの良さがあり、どちらにもメリットとデメリットがあります。
その違いを見てみましょう。
ベッドと布団のメリットとデメリット
一概に、「ベッド」「布団」というようにひとくくりにはできません。仕様、材質の違いがあるからです。
まずここでは大まかな「ベッド」「布団」それぞれに共通するメリットだけをご説明します。
【ベッドのメリット】
・腰や足に負担がかからず起き上がれる。
・ホコリが上がってきにく。
・床の冷えが伝わりにくい。
・体に合ったクッションを選ぶことができる。
・寝ているときの姿勢を安定しやすい。
・寝具の上げ下ろし(出し入れ)がない
【ベッドのデメリット】
・落下する危険がある
・寝る場所以外に使えないデッドスペースが出る
・ベッドの下の掃除がしにくい(ルンバを使うとほぼ解決できます)
・掛け布団が落ちやすい(フリル付き掛け布団を利用することで緩和できます)
【布団のメリット】
・持ち運びが簡単で、収納できるのでお部屋のスペースを活用しやすい。
・床に落ちる心配がなく、安心して大の字で眠れる。
・スペースを広く取ることも自由にできる。
・環境を選ばずに、布団を敷けばその場を寝室にできる。
【布団のデメリット】
・収納が面倒。
・収納場所が必要(デッドススペースになる)。
・埃を吸い込みやすい
・敷いたままだと、カビの原因になるので、対応がマメでないとならない。
・収納が面倒&収納場所が必要
以上のようにそれぞれメリットがあります。
年代別にみると、男性は年代が上がるにつれて「布団」が増えますが、女性70代は「ベッド」の割合が高くなっています。
女性高齢者は膝・腰などの痛みを訴える人が多いことがベッド派の理由になっているようです。
布団の上げ下ろしが大変なことも、負担の少ないベッドが選ばれているようです。
湿気
人間は、ひと晩寝ればペットボトル1本分(約180ml~)の汗をかくそうです。
一ヶ月で、なんとクルマのエンジンオイル1台分(5リットル)もの汗を同じ布団に吸い込ませているということになるのです。その汗、見たことありますか?ないですよね。マット、布団が吸い込んでいるのです。
湿気が気になります。
空気の通りが悪ければ、暑さから無意識のうちに掛け布団を払いのけてしまいます。
そこで通気性が重要になります。通気性の悪い部屋、ベッドは健康の見えない天敵になります。
最近フローリングのお部屋が増えています。
フローリングに布団を敷いて寝ている人も多いようです。これって結構固いですよね、
体に与える影響はないか、気になる点です。
板の間、フローリングに直接布団を敷いた場合、実はカビが発生しやすいことを知らない方が少なくありません。
先にも言ったように、人は季節にかかわらず、ひと晩にペットボトル1本分の汗をかきます。
その水分がシーツや敷き布団を通して床まで達します。この状態はいわゆる『結露状態』です。
すごいですいね、その湿気のせいで、1週間でカビが生えることも少なくないのです。
床にカーペットを敷いている場合でも、カビの繁殖スピードは遅くなるものの、危険度は同じです。カーペットよりはジョイントマットの方が手入れが簡単です。
すのこベッド
そこで、通気性を保つためにスノコベッドの登場です。
ただスノコを敷いても、通気性はあまり良くならないので。マメに布団の上げ下ろしが必要です。
なので湿気の高い日本では通気性の良い「すのこ」+「ベッド」を組み合わせた「すのこベッド」を推奨しています。
一般に「すのこベッド」はシングルばかりが出回っています。
しかしセミダブルサイズも主流に扱い、さらにダブルベッドもたくさんご用意があります。
ところが、「すのこベッド」でも万能の神ではありません。『除湿マット』をお勧めします。
シーツにはバスタオルを使用し、毎日取り替え洗うようにするのがおすすめです。
まとめ
すのこベッドは通気性の良いのが売りです。
しかし万能というわけではありません。すのこ部分だけが通気性に優れているので、よく確認してお選びください。
水木しげる先生のふるさと、島根産ヒノキを使ったすのこベッドはとっても優れています。
それでもカビに無縁かというと決してそういうわけにはいきません。
でも、すのこならではの通気性の良い快適な眠りが、素敵な睡眠空間を約束します。
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