正聞熏習(しょうもんくんじゅう)とは

ライフデザイン
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私たちには。生きる上で、やる気=動機づけ(モチベーション)になるものが、3つあります。

  • 自分とはなにか?
  • 生きる(死ぬ)とはどういうことか?
  • 他者とはなにか?

なかには、そんあこと考えてなになると、いう人もいますが、そうでしょうか?
自分のことさえわからずに、ただ生きているだけでは、虚しい人生になってしまうのではないでしょうか?快楽を追い求めるほど執着は強くなり煩悩に苛まれるので安定・安心はありません。

長い200年人生に正聞熏習(しょうもんくんじゅう)」は、3大テーマに欠かせない対処方法です。


「正聞熏習(しょうもんくんじゅう)」

正聞熏習(しょうもんくんじゅう)」とは、正しい教えを繰り返し聞いて、阿頼耶識(あらやしき)にある無漏(むろ)の種子(しゅうじ)を成熟させるために、薫習していくことです。

正聞熏習」は、釈尊が直々に説かた原始仏教から「聞法」と言われて、重要な修行法の一つとして説かれてきた方法です。

一切種子識を正す

阿頼耶識の仕組み

唯識では、一切の現象を起こさせる可能性、能力を根本心である阿頼耶識」に貯蔵していると考えます。
阿頼耶(アラヤ)とは蔵の意味で、「一切種子識」ともいいます


植物の種子と同じく、種子から一切諸法の万物が生起し、その顕現した現象は直ちに阿頼耶識に影響を及ぼし、新たな種子となると説きます。
一切種子識である阿頼耶には良い種子もあれば悪い種子もあります。

良い種子を育てる

あらゆる可能性が蓄えられた阿頼耶識にいい影響を与えるも、逆に悪い影響を与えるのも、言葉が大きく関わっているのです。

人間は言葉で考える生き物です。
正しい言葉を繰り返し聞くことで、整えていくことの大切さはわかっていただけると思います。

私たちが暮らす世界は、テレビにしろインターネットにしろ、商業ベースの誤った概念が入り込んでくるので、どんどん言葉が乱れる傾向にあります。

この先200年もすれば、どうなっているのか不安にもなります。
それでも、正しい言葉と正しい言葉の使い方が蓄えられていると応用ができるようになります。

自己変革をもたらすために、正しい言葉と正しい言葉の使い方を知って、良い種子が育つ、言葉を選べるようにしていきましょう。

言葉に束縛されない整え方

人間は言葉によって束縛され、制約をして迷い苦しんでいます。

その最たるものが自分の身体、手、足、地位、お金、尊厳・・・・などなどキリがありませんが、そんなものありません!
言葉の上であるだけで、存在していないと説くのが「唯識思想」です。

ほとんどの人は否定します。「現にここの体があり、手も、脚もあるではないか?」
しかし、唯識では、唯(ただ)識があるだけで、言葉の上で存在しているだけだと説きます。

どういうことでしょう?
たとえば、目の前にスマホがあります。正しくはただ、モノがあります。
これをスマホという言葉を使うことで、モノと言葉が結合してスマホになります。

唯識では、言葉で考える通りには物事は存在しない。この事実に気づくことが大切だと説きます。

モノは心の外にあると思い込んでいますが、実際にはこころの中の映像を映し出しているにすぎない。人は自分の八識で認識できることしか認識できません。なので自分は圧倒的に大事な存在だと勘違いしますが、そもそもそこに限界があり、言葉で考える通りには物事は存在しないということが重要になるのです。

言葉によって迷いが生じているだけなので、まず言葉から脱却をめざします。
その際に重要なのは、正しく語られる言葉、正しい教えを正しく繰り返して聞くことが重要です。

正しく繰り返して聞くことでその教えが深層心である阿頼耶識に存在する清浄な種子に肥料や水の栄養を与えて育めるからです。これが正聞熏習(しょうもんくんじゅう)です。

シンプルな問いはシステム思考につながっている

システム思考

多いほど浅くなる傾向があります。つまり少ないほど深くなれる。真理です。

  • 自分とはなにか?
  • 生きる(死ぬ)とはどういうことか?
  • 他者とはなにか?

なぜ、深くなるのか、シンプルな質問ほど、本質を問うです。
自分とはなにかを企業活動にあてはめてみてください。

  • 会社とはなにか?
  • 店とはなにか?

生きるとはなにか、他者とはなにか?も同様です。

  • 儲けるとはどういうことか?
  • 継続するとはどういうことか?
  • お客様とはなにか?
  • 従業員とはなにか?
  • 仕入先とはなにか?
  • 営業時間とはなにか?

際限なく疑問は続きますが、真理を説明できないリーダーはリーダーが務まりません。
道理がわからないと、お客様も従業員も育てることができないからです。

言葉で会話しますが、限界があります。
すべてはこころの中の映像だからです。

汚れたこころの清掃は、現実に身近なゴミを取り除くことから始めます。
そこにある目の前のゴミはこころの映像だからです。目の前のゴミを取り除くことはこころのゴミを取り除くことです。部屋がきれいになればこころの中もきれいになります。
なぜなら外界にモノはないからです。すべては自分のこころを投影したものだからです。

頭がおかしいと思うでしょう。しかし騙されたつもり、アホになったつもりでやってみてください。
事実に気がつくと、新しい世界が広がります。

阿頼耶識とは
唯識では、八識が世界を生み出しいると説いています。唯識思想では、感覚、思い、言葉は深層心から表層に現れると解いています。阿頼耶識に良いも悪いもありません。ネガティブな感覚、思い、言葉を表層心から発信すれば阿頼耶識に蓄えられます。表層心にある六識との協働でネガティブな記憶が強くなってしまいます。

まとめ

唯識論によれば、我々の見ている世界の全てはこの”種子”により発生しているとされ、それらの”種子”を永遠に蓄え続けるために阿頼耶(アラヤ=蔵)の識、すなわち「蔵の識」と呼んでいます。

一切種子識である阿頼耶には良い種子もあれば悪い種子もあります。

種子の多くは、感情・感覚・意識が言葉とセットになって蓄えられていると考えられます。
正しい言葉と正しい言葉の使い方が蓄えられていると応用ができるようになります。

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