よく眠るというと怠け者のようの言われる時代がありました。
「気楽なもんだね」と冷たくあしらわれることも。
寝ない代表としてナポレオンの3時間説が有名ですが、一方にアインシュタンインは10時間寝ていたと言われています。
漫画家の水木しげるさんもそうです。
いまは「睡眠負債」ということが癌やアルツハイマー型認知症の健康上の問題になっています。
現代を生きる人の常識として「スリープアスリート」が根付いてきています。
できる人はよく寝ます。
よく眠れるようにベッドや寝具、さらに食べ物にも配慮しています。
さて、なかでもベッドは身体を支えるものなので、大きさが気になります。
さらにご高齢者の場合には、床からの高さも重要なポイントになります。
看護師試験では「理想の高さ」が問題になっているほどです。
知っているようで、知らなかったベッドの基本をおさらいしてみます。
ベッドのサイズはメーカーで違う
ベッドを購入するとき「サイズ」は気になりますよね。
ベッドの硬さ、柔らかさも気になりますが、大きさが気になります。
シングル、セミダブル、ダブル・・・・規格があるように思いますよね。
ところが、実際のサイズはメーカーで違うのをご存知ですか?
ベッドの大きさ サイズ一覧
ベッドにはシングルやセミダブル・ダブルサイズ以外にも、いろんな言い方のサイズがあり、メーカーによっても違うし、サイズが違うこともあります。
お部屋にベッドを設置された場合に、どの程度のスペースが必要なのかご参考にしていただければ幸いです。
一般的なサイズは次のようになっています。
セミシングル | 幅80~85cm |
---|---|
シングル | 幅90~100cm |
セミダブル | 幅120cm |
ダブル | 幅140cm |
クイーン | 幅160~180cm |
キング | 幅180~200cm |
クイーンベッド:幅1700mm×長さ1950mm
キングベッド:幅1940mm×長さ1950mm
です。
このほかにもあり、メーカーによっては呼び名が違ったり、「ワイド~」と言う大きさもあります。
- SSサイズベッド:幅850mm×長さ1950mm
- シングルベッド:幅970mm×長さ1950mm
- ワイドシングルベッド:幅1100mm×長さ1950mm
- シングルベッド ロングサイズ:幅970mm×長さ2050mm
- セミダブルベッド:幅1220mm×長さ1950mm
- セミダブルベッド ロングサイズ:幅1220mm×長さ2050mm
- ダブルベッド:幅1400mm×長さ1950mm
- ワイドダブルベッド:幅1540mm×長さ1950mm
- ダブルベッド ロングサイズ:幅1400mm×長さ2050mm
- クイーンベッド ロングサイズ:幅1700mm×長さ2050mm
- ワイドキングベッド:幅2200mm×長さ1950mm
- キングベッド ロングサイズ:幅1940mm×長さ2050mm
各サイズに適した人
ではそれぞれの大きさの特徴と共に、どんな方にしっくりするのかご紹介します。
サイズは以下にご紹介する通りですが、「どんな方に」という点で、新婚さんは環境が最も変化がしやすい方なので、最初に新婚さんを対象にご紹介しておきます。
新婚さんの場合
まず体型を考慮するというのは老若男女問わず同じですが、ラブラブなお熱いカップルの場合は少々狭くてもなんのその。
もっとくっつきたいのが本音なので、広いベッドは寂しいかもです。
とは、言っても結婚するとそういうわけにはいきません。
一人の時は自分の好きなものに囲まれて、好きな暮らし方でOKですが、仕事を持った二人が毎日くっつきたいだけではうまくいきません。
なによりお互いが相手への思いやりを持って暮らすことが基本になります。
パートナーの健康への気配りはなにより大事、何事も相手と話し合って決めていくことが必要です。
ベッドはもちろん、シーツ、カバー、掛け布団についても言えることです。
特にいまでは、総合職を選択した女性も多いので、引越しの機会も増えています。
また政府が後押しするテレワークの促進もあります。
寝具のみならず、家具の購入計画にも通じる問題です。
そこで新婚さんがベッド選びで考えるべき点を絞り込んでみました。
次の3点はすべての新婚さんに共通した課題だと思います。
1 .子づくりプラン
実際にお子さんを授かるかどうかは神に委ねるとして、意志がどうなのかでベッド選びは決まります。当分予定がない場合は、お好きなベッドを選んでいただけば良いでしょう。
逆にすぐにでも欲しいというなら、頻繁に買い換えるものではないので、赤ちゃんの誕生〜成長を想像して上手な購入をお勧めします。
「赤ちゃん=ベビーベッド」という図式が頭に浮かびますが、ベビーベッドの利用は人によってまちまちです。2、3ヶ月という人もいれば、2年という人もいます。ベビーベッドについては、その局面を迎えないと分からないというのが現実です。
なので、ベビーベッドを抜きにして考えた場合、新婚さんには「ローベッド」がおススメです。
2.引越しの可能性
転勤など引越しの可能性がある場合は、期間も併せて、よく考える必要があります。
転勤は容赦なくやってくる場合があります。単身の場合もあるし、二人の場合もあります。
それも念頭に考えておく必要があります。
まずベッドはほとんど転売ができないと考えるのが鉄則です。
売れるのは唯一「折りたたみ」だけとお考えください。
なぜなら引き取った業者さんが在庫するにしても場所をとるので、引き取り手がありません。
オークションに出しても即に売れるのか稀で、運送費の負担で売り手も買い手もメリットがありません。
結局、新しくても、立派なベッドでも、お金を出して処分することになる可能性が大です。
価格を抑えて分解しやすいベッドにするのが良いでしょう。
できれば自分で組み立てできるものがお勧めです。
サイズ的には、ダブルベッドがスペース的には楽でしょう。
あるいは長さを確認してセミシングル2台のどちらかになります。(シングルはダブルより大きくなるので新婚さんには不向きです。)
どちらにしても部屋の間取りを先に入手し、どこに置くか、他の家具の設置も含めてよく考えてから決めるようにしてください。
3. 熟睡度
熟睡度は、広さとマットレスのコイルで決まります。
広さは部屋のスペースで決まりますが、ミレニアムな生活状態を維持することでベッドのスペースも広がります。
マットレスのコイルは、ベッド選びのコツ~マットレス編でご紹介したように一般的にはポケットコイルマットレスがおすすめ。
レギュラータイプとハードタイプがあります。
違いはレギュラータイプの方が表面のウレタンが厚いので、体に触れたときにふかっとします。
女性好みのソフトな寝心地にあります。
ボンネルコイルマットレスにもレギュラータイプとハードタイプがあります。
レギュラータイプは弾力性があり、布団で寝ているような感覚が好きな方に適しています。
価格の安さも魅力です。ハードタイプは高級感のある生地を使用していて、畳のようにしっかりとした寝心地を求めている方に適していいます。
4.セックスライフとベッドの相性
価値観が違えば生活様式も様々です。
部屋のインテリアや家具も寝具も違います。欧米化が進んだ現代、ベッドを使っている人の方が多くなっています。
ベッドは場所をとりますが、そのまま置いておける便利さに椅子代わり、ソファ代わりも手伝って浸透しています。
なのでセックスライフもベッドが主たる舞台になっています。結婚すれば尚更のことですね。
そこで気になる、セックスライフとベッドの相性。
まず正しいセックスについての知識がないと間違った判断をしてしまうのでいささか注意が必要です。
結婚生活で大事なのは気配りですが、大事な愛の行為にもいえます。
運動力学的に言うと、セックス時には1トン近い圧力がベッドにかかると言われています。
ベッド全体に分散されますので即座に破損しませんが、週に3日も使えば、耐久性に影響があることは間違いありません。
ベッドを選ぶ際には二人の体重の倍以上の負担がかかると想像しておいた方が良いかもしれません。
あまり柔らかいと身体が沈んでしまい反発力が得られなくなりますので良くない場合があります。
ある程度の硬さのあるマットレスの方が適していますので、ベッドを選ぶ際は強度も意識した方が良いでしょう。
ミシミシ、キーキー、音がするようなベッドは気分をぶち壊します。
安物のパイプベッドだとネジが緩んで外れてしまったり、パイプが折れるなどのトラブルが発生することがあります。
木枠で組まれた、耐久性の高いベッドがおすすめです。
だからといってAVのような行為を想像しないでください。
AVは男性を興奮させるように作った代物なので、実際のセックスとは異次元の世界です。
愛情をたっぷり注いだスローセックスを心がけましょう。
健康的なセックスライフは、ストレスを抑制して美容やダイエット、健康、長生きにも効果があります。
その最大の謎はホルモンの分泌にあります。
セックスをすると抗ストレスホルモンであるドーパミン、幸せホルモンと呼ばれているエンドルフィン、癒しホルモンのオキシトシンが分泌し、精神的な疲れを癒す効果があるからです。
これらのホルモン分泌は誰でも同じというわけではありません。
幼い頃から愛されて育った女性は、分泌力が強いのですが、そうでない場合は弱いと言われています。
しかし成人してパートナーから安心で安全な状態で心身がたっぷり愛されるとその効果で分泌が高まります。
オキトシンは授乳時に母親の身体に分泌され、母子の絆を深めるホルモンとして知られています。
パートナーとの間で日常的なスキンシップを行えば、オキトシンが分泌されパートナーとの絆を強める効果を発揮します。
それによって美容、ダイエット、健康というレベルに留まらず人生を豊かにします。
ムードを高めるためにライトも立派な役割を果たします。
セックスとベッドの相性はとても奥深いので、おふたりにぴったりのベッドを選んでくださいね。
ご高齢者の場合
ご高齢者の場合、体幹、足腰が弱くなってきます。
昔からの習慣で畳に直接敷いた敷布団から立ち上がれず、ころがるようにして起きるようになっていきます。
そうなってからベッドを導入する場合も少なくありませんが、家では「布団」がいいと言いつつ、起き上がれないという苦痛の板挟みになることがあります。
お元気なうちに、なるべく早めにベッドに切り替えられることをお勧めします。
ご高齢者の場合、ベッドの高さは(マットレスも含み)60cmにする。と看護師試験で定められています。
その根拠は端坐位になったとき、膝が直角に曲がった高さ(約45cm)がよいとされているためです。
次に広さの問題になります。
セミシングル
セミシングルは「SSサイズ」と記載されることもあります。
寸法は幅80cmあたりが一般的です。長さもシングルより短いのが一般的です。
現代の平均的な体型の人には少し窮屈に思われるでしょう。
横になるだけなら問題ありませんが、就寝する場合、横幅80cmはキツいかも知れません。
「寝返りの幅」を加算すると物足りなく感じます。
なので、小柄な体型の人やお子さまにも最適です。
ワンルームや狭い寝室、ホームオフィスなど仕事場、医療機関に向いています。
セミシングルはクイーンサイズの半分のサイズとお考えください。
なのでクイーンサイズのフレームに”セミシングルサイズのマットレス2枚”という場合もよくあります。
但し、セミシングルは幅だけでなく長さも短いのでクイーンサイズをお求めになる場合には言葉だけでなく実寸法を確認するようにしてください。
シングル
大人ひとり分のスタンダードなサイズです。
赤ちゃんとママの添い寝は可能ですが、1歳以上では思うように身動きが取れなくなる大きさです。但し、熱々のカップルの場合は、二人で利用して熱々を楽しんでいる場合もあると思います。
セミダブル
幅が120cmの大きさのベッドで、”ダブル”とついていますが、基本的には「一人用」と考えるのが妥当です。
シングルサイズより広く、ゆったり寝たいニーズ、体格のいい人や「大の字」で寝たい人にはセミダブルが適当です。
赤ちゃんの添い寝にも、ちょうどいい大きさですが、高さに気をつけてください。
うとうとしていて赤ちゃんが落ちたということにならないようにローベッドをお勧めします。
熱々カップルの場合でもシングルがキツくてもセミダブルなら仲良く寝ることができます。
この場合もローベッドなら安心です。
ダブル
大人二人用のスタンダードなベッドです。
ダブルという名前からシングルサイズ2台分と誤解されることもありますが、実際はそこまでありません。
ホテルによっては営業上の戦略として「ダブル」をシングル用に使っている場合もありますが、さすがにひとりだと広すぎるほどゆったり寝れます。
しかし二人で寝るにはギリギリです。
お二人ともふっくらされている場合はかなりキツいです。
クイーン
平均的な大人二人が相手を感じながら、寝返りも気にせずゆったり寝れるサイズです。
クイーンの場合はマットレスが二つになっていることが多く凹みができま場合が多いのが特長。
フレームは同じでも、マットが別のため、振動が伝わらないので、パートナーが寝返りしても振動が伝わらないメリットがあります。マットレスは2つでもシーツはひとつだと見た目は完全にひとつで、洗濯も一度ですみます。
キング
シングルを2台並べた大きさの最も大きな規格のベッドです。
約180~200cmあるので、6畳の寝室なら3分の2がベッドという感じです。
基本的には大人二人でも悠々と寝ることができます。
小さな子どもなら家族全員で寝ることも可能です。
大きいので、余裕のあるベッドで寝たい人や、家族みんなで寝たい人に向いています。
カバーなどの種類が少なく、洗濯も大変という難点もあります。
自分が知っている海外の友人宅では、みんな毎日シーツを洗濯していました。
ベッドの高さ
ご高齢者の場合、ベッドの高さは(マットレスも含み)60cmにする。と看護師試験で定められています。
その根拠は端坐位になったとき、膝が直角に曲がった高さ(約45cm)がよいとされているためです。
当然、平均的な身長の方なら誰にとっても楽な高さだと言えます。
起床時はしばらく座ってから立ち上るように奨励されていることもあり、座れる高さが重視されています。
また、寝たきりになった場合は介護者のことも考えた高さが必要です。
眠ること、ベッドのこと
寝ることは、休息ですが、何もかも忘れてしまうことではありません。
胎児はママの胎内で動いています。「胎動」ですね。
ママは胎動にビックリもしますが「お腹の中に赤ちゃんがいる」実感があり、嬉しい瞬間を味わいます。
喜びは胎児にも通じで絆が強くなっていくのではないかと思います。
愛を注がれると、子どもも大人も愛を深めようとします。
眠ることは愛を深める時間だと信じています。
人間の不思議な世界。寝ている間も人は活動を続けています。
起きているときのように仕事したり勉強したりはしていないけど、もっと大事なことをしているように思います。
大切な人のことを考えたり、大切なことを考えています。
その想いは誰かと繋がっていてコミュニケーションしているのではないかと思ったりします。
だから良い眠りを獲得したい。
人それぞれに、ひとりひとり違うように、良いベッドもひとりひとり違うと思います。
焦らず、じっくり良いベッドを選んでください。当店では、「シングルベッド専門通販ショップ」「ダブルベッド専門通販ショップ」「すのこベッド専門通販ショップ」、それぞれ専門ショップをご用意しています。きっとお気に入りの1台のベッドが見つかります。
わからないことがあればご遠慮なくご相談ください。
まとめ
ベッドは家具の中でも、もっとも利用頻度の高いものです。
こんなに使う家具はありませんよね。
しかも使っている時間も断然長いですね。
ホームオフィス(テレワーク)をしておられる方なら、デスク、デスクチェアの次に多いはずです。
お金をかけたら良いというわけではありませんが、自分の暮らしのあったものを選ぶようにしてください。
心地よい暮らしの絶対条件です。
種類も多いので迷うことも多いと思いますが、ご不明な点があればご遠慮なくお問い合わせください。
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ベッド、マットレスを通販で買うときは、
梱包サイズや在庫・発送など気になることがいっぱいありますよね。
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