間違えないベッド選びの手順

ベッドは他の家具とは異質の家具

人は一生に少なくとも３台のベッドに出会います。
子ども時代、独身時代、結婚を契機に１台。さらに高齢になってからと・・・３台では済まない場合もありますね。
ベッドは寝起きを共にします。
ベッドは家具ですが、他の家具とは性質が違います。

お気に入りの１台を探しだすと、その喜びは無限大。愛着は生涯。

モノには物語があります

一枚のデニムシャツ２０年来ています。
一台の車２０年以上使っています。
一台の冷蔵庫、部品がないので、10年少ししか使えませんでしたが亡くなった後はなんでもいいという気になりました。
最愛の人との関係に似ていますね。

そんな素敵な関係に出会うことは人生の幸せです。モノにはみんな物語があります。

素敵な人間関係には相手への心からの気遣いがあります。モノと人間の素敵な関係にも気遣いがあります。
人が勝手に買って、使って、捨てるという関係には、気遣いがありません。
いい関係には大事に使われたモノがが喜びを表現するように、エネルギーを発散しているような気がします。

モノ言えないモノの想いですね、

物語のあるベッドを探しに行きましょう。

モノは何も言いません。
捨てられるときの気持ちを考えたいですね。
捨てたらダメだというわけではなく、捨てがたい気持ちを大事にしたいだけです。
そんな気持ちにさせる「つきあい」を大事にすればお互いに幸せです。

毎日、自分を支えてくれる、ベッドにも言えることです。

素敵な物語を語ってくれる一台のベッドを探しに行きましょう。

ベッド選びの手順

1. 配置
2. ベッドサイズ
3. フレームデザインと材質
4. 収納または脚の高さ
5. ベッドの高さ
6. マットレスの位置（高さ）
7. キャビネット（棚・ライト・コンセント）
8. マットの質

ざっとこんな感じです。
ベッド選びの手順は長くいい関係を続けるために必要なこと。

ベッドの配置

場所を占有するベッドの配置は、購入前によく考えることが欠かせません。

完全に寝室として使用する場合を除くと、壁にくっつけるのが効率的です。

ベッドの側面を壁側に寄せて設置する場合でも掛け布団を挟み込むスペーズ分をとっておきましょう。
余裕を見ておかないと、布団がベッドの反対側からおちてしまいます。
5～10cmの隙間は確保します。完全に寄せてしまうとシーツの取り外しがやりにくいので不便です。

部屋の間取りによりますが、ヘッドボードは壁面に寄せましょう。
頭が壁面に来ている方が落ち着いて眠れます。
ヘッドボードの背面はもともと見える前提には作られていないので見た目が良くありません。

必ずしもベストではないかも知れませんが、もっとも配置しやすいレイアウトになると思います。

ベッドのサイズ

ベッドを選ぶときにどなたも一番気にされるのがサイズですね、

配置が決まれば寸法が計算できます。

ベッドライフを左右するベッドサイズ

使い方と部屋の広さに合わせて、最適なベッドライフが過ごせるようにぴったりの１台をお選びください。

ベッドにはシングルやセミダブル・ダブルサイズ以外にも、いろんな言い方のサイズがあり、メーカーによっても違うし、サイズが違うこともあります。

一般的なベッドサイズ

お部屋にベッドを設置された場合に、どの程度のスペースが必要なのかご参考にしていただければ幸いです。
一般的なサイズは次のようになっています。

クイーンベッド：幅1700mm×長さ1950mmキングベッド：幅1940mm×長さ1950mm
このほかにもあり、メーカーによっては呼び名が違ったり、「ワイド～」と言う大きさもあります。

• SSサイズベッド：幅850mm×長さ1950mm
• シングルベッド：幅970mm×長さ1950mm
• ワイドシングルベッド：幅1100mm×長さ1950mm
• シングルベッド ロングサイズ：幅970mm×長さ2050mm
• セミダブルベッド：幅1220mm×長さ1950mm
• セミダブルベッド ロングサイズ：幅1220mm×長さ2050mm
• ダブルベッド：幅1400mm×長さ1950mm
• ワイドダブルベッド：幅1540mm×長さ1950mm
• ダブルベッド ロングサイズ：幅1400mm×長さ2050mm
• クイーンベッド ロングサイズ：幅1700mm×長さ2050mm
• ワイドキングベッド：幅2200mm×長さ1950mm
• キングベッド ロングサイズ：幅1940mm×長さ2050mm

ベッドの軋み（きしみ）で泣かない「フレーム選び」

ベッドの軋みが発する音は気になりますね。
使っているとベッドが軋むのはある程度は仕方がありません。
しかし程度がひどいと嫌になります。
その原因の大半はフレームです。
長く使っていると、結合部分の締まりがなくなり、軋みになります。
生活スタイル、環境を考慮して、しっかりしたフレームを選ぶことがスタートです。

脚がまっすぐ床についているか、フレームに歪みがないか、ネジの緩みがないかをチェックしてください。
もし、緩んでいたら、しっかり締め直すと止まります。
それでも治らないとなると購入が必要になる場合もあるので念入りに確認してください。

家具を超える多様な魅力を発揮するヘッドボード

ベッドは商品によって「フレームだけ」というように、フレームとマットレスで成り立っています。
フレームだけの価格で「フレーム＋マットレス」が買えてしまうように、ピンキリです。

その差はなんでしょう？
材質、大きさ、（幅・高さ）、組み立て性、ベッドボードのデザイン・機能・作り方で生じる違いです。

ベッドの仕様を決定づけているひとつが「ベッドボード」です。
使う立場で、どのようなフレームがいいのか、考えてみましょう。
ベッドボードはベッドのイメージを決定的に印象付けています。使い方で機能性に差が出ます。
自分の場合、ボードに必要なパーツがベッドの周辺にあるベッドボードがありません。
しかしベッドの使い方や周辺環境でどうしても必要性が高い方もいらっしゃいます。
つまりどこにどのように置いてどのように使うかで選ぶフレームが変わるということです。

ベッドボードは「ある、ない」を超えて、「ベッドライフ」があることを教えてくれる大事なパーツです。
では、ベッドボードにはなにがあるのでしょう？
ベッドボードには、枕が落ちないようにしているだけのシンプルな板のようなものから、背もたれとして使えるものまで、様々あります。

同じベッドフレームでも、ベッドボードに種類があるものもあります。照明、コンセント、スマホや時計などが置けるスペース、利便性とデザイン性の両面から要チェックです。

収納・引き出し・脚

脚付きは掃除機が入ります。
しかし収納ボックスがついたものは密閉型なので掃除機がはりらない代わり、ベッド下は埃がたまりません。
ただし、密閉型なので、湿気をためないようにする必要があります。
引き出し式、跳ね上げ式などタイプに違いがあっても、定期的に開放することをおすすめします。

ベッドの高さ

ベッドにはマットレス込で50cmほどの高さのチェストベッドタイプのものから、もっと低いフロアタイプのベッド。さらには2段ベッドやロフトタイプなどがあります。

それぞれ高さに特長があります。

腰痛の人にはロータイプのフロアベッドは起きるときに負担が高いのであまりおすすめはできません。
しかし体幹を鍛えるトレーニングをされているなら、事情が変わります。
つまり使う方のライフスタイルで、どれがベストなのか変わってきます。

フロアベッドはリラックスを求める方にうってつけです。
腹筋を鍛えておられる方にはおすすめというように、ミスマッチが最適という現象が起こるのです。
多様な魅力は持ち主の魅力で発揮されると言えます。

ベッド買うなら「失敗しないベッド選びの手順」がおすすめです。

1. 配置
2. ベッドサイズ
3. フレームデザインと材質
4. 収納または脚の高さ
5. ベッドの高さ
6. マットレスの位置（高さ）
7. キャビネット（棚・ライト・コンセント）
8. マットの質

ベッドは他の家具と比較して異質な存在です。
毎日使うモノなので、機能性と併せて見た目が眠りに影響します。

モノと人の関係には人間関係と同様に物語があります。
良い関係は眠りの質を左右します。
愛着のある関係が作られたベッドからは良い睡眠が得られます。

睡眠で大事なのは、寝入りばなの３時間です。
最初の１時間はノンレム睡眠、やがて深いレム睡眠状態がきます。
そこから２回目の浅いノンレム睡眠に変化していきます。
脳がしっかり記憶を定着させ、記憶を整理していきます。

最初の３時間が睡眠の質を決めます。
良いベッドとの関係は、それを現実にできることです。
素敵な物語がつくれるベッド選びはどれでもいいではなく、選び抜くことことかた始めましょう。

睡眠は食欲・性欲・睡眠欲と言われるように人間の三大欲求のひとつです。しかし最も関心の低い扱いをされてきました。睡眠障害、睡眠負債が健康を害しています。運動には関心が高くなりましたが、同じように「攻めの睡眠」が必要です。
いきいきゴエス協会では、ひとりでも多くの人に、良い習慣を身につけていただくために、「スリープアスリート認定制度」を導入しました。

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