水木しげるの古代出雲 (角川文庫)
成果に結びつかない仕事って多いですね。
汚れた場所の清掃や、モノを探す、過去の成功を続けている、未来の不安に神経衰弱になっているなど・・・
整理整頓もせず、準備ができていない状態で、取り掛かれば時間がかかるのは当たり前です。
それを長時間かけてやることで、逆に「こんなに働いている」というなら、ダラダラしてるだけと評価されていまいます。
「整理整頓」と表現されるので、整理と整頓は同じような意味と解釈されがちですが、それぞれ別の意味です。
「整理」は、必要なものと不必要なものを分類すること。
「整頓」は、必要なものを速やかに取り出せるようにすること。表示に工夫が必要です。
Googleはこれひとつから世界的な大企業になってしまいましたね。
「断捨離」は「整理整頓」についてのフレーズです。
5Sの一部でしかないので、また元の木阿弥になったとよく耳にします。
ダイエットのリバウンドに通じる話です。
「整理整頓」だけでは変われない人が多いのは「5S」をみればわかります。
5Sは、次の5文字の頭文字をとったもの。
・整理
・整頓
・清掃
・清潔
・躾
5Sは、5S活動、5S管理といって主にサービス業や製造業で使われるスローガン(標語)です。
モラル向上運動としてマネジメント用語としてもよく使われます。
5Sは、日本で誕生した概念ですが、世界に広がり海外では「five S」と呼ばれています。
国内外でアレンジもされて、サービス業では「10S~マネージメントの基本~」としている会社もあります。
5Sを意識していない会社では、「整理整頓」「清掃美化」は当たり前のことぐらいの認識ですが、意識している会社では「経営管理手法」と位置付けています。
言葉は同じですが意識の違いで取り組み方も違うので結果に違いが出ています。
たとえばディズニーランドでは質の高い5S活動がホスピタリティの領域に入っていてお客様にも広く知られているので「集客力」になっています。原因=結果の最たる事例のひとつです。
とっても奥深い重要な意味を含んでいるので、ビジネスの世界に閉じ込めておくのはもったいないことです。
家庭にも当てはまるし、何より個人が豊かな人生を過ごすのに欠かせません。
「整理」は、必要なものと不必要なものを分類すること。
「整頓」は、必要なものを速やかに取り出せるようにすること。表示に工夫が必要。
「清掃」は、常に掃除、あわせて点検も行いきれいな状態を保つことです。
「清潔」は、上記3Sをマネジメントして、衛生的で綺麗な状態を維持すること。
「躾」は、上記4Sを実行するとともに、綺麗に使用し、習慣化すること。
さて、これが個人の豊かな人生とどう関係あるのでしょう。
5Sができないと、死ぬような恋、神の息吹を感じるような没頭、絶望と虚脱感、エクスタシーと情熱、癒しと闇を体験することもないのではと思います。
「世界でいちばん美しいハッピーエンド」では、このようにご案内しています。
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