ほとんど無意識のストレス、心配事や悩みがあって眠れなくなった経験は誰にでも起こり得ます。
一時的な環境の変化や心理的ストレスで数日、数週間、眠れない症状を一過性不眠といいます。
このような原因がはっきりしているような不眠は原因になっている問題が解決すると、元通り眠れるようになるものです。
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しかし、なかにはそうでないものも。
場合によっては命に関わる不眠症、睡眠障害があります。
睡眠障害には、以下のようなものが考えられます。
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薬原性不眠
何らかの病気の治療のために服用している薬が原因で、眠れなくなることがあります。
また、朝起きてもボーっとしたままですっきり目覚められない、服用後に急に眠くなるという症状もあります。
注意が必要な薬剤に、抗うつ剤など抗精神病薬、抗ヒスタミン作用のある風邪薬、アトピーや花粉症に処方される抗アレルギー剤があります。
膀胱炎、胃潰場、パーキンン病、高血圧などの治療に使われる利尿剤も、不眠を引き起こす場合があります。
厄介なのは、不眠と薬の関係には個人差があることです。同じ薬を飲んだから誰にでも現われるというわけではないので、原因と特定できないからです。
同じ人でも、以前は平気だった薬でも、体調によって発症することもあります。
症状が出たときは、医師に相談して原因となる薬の一時使用をやめ、他の薬に替える必要があります。
不眠が1 か月以上続く場合は、不眠症としての治療が必要です。
不眠の背後に内科的な病気 や、精神的な病気などが隠れていることがあるため、決して軽く考えないことが大事です。
心の病による不眠
睡眠障害をもたらす心の病として、真っ先に挙げられるのは「ノイローゼ」さらに「うつ病」です。
「ノイローゼ」「うつ病」の発症には体質や性格も影響します。原因はまだわかっていません。
「うつ病」の場合、「うつ病」特有の不眠が現われます。
寝つきが悪く、熟睡感がなく、起きたときに疲れがとれていません。
夜中にたびたび目が覚め、そこから次第に眠っていたのか起きていたのかわからない状態になり、目が覚めても頭がぼんやりしています。
目が覚めても寝床から出られず、日中も元気が出ません、
なにごとにも興味を失うなど、心身の活力が低下してきます。
睡眠相後退症候群
睡眠相後退症候群(すいみんそうこうたいしょうこうぐん、Delayed sleep-phase syndrome; DSPS)
眠りを準備する身体機能である体内時計のリズムがずれて、極端な夜型になったまま戻せなくなる慢性的な睡眠障害です。
DSPSが発症すると、とても遅い時間に眠りにつく傾向があり、朝起きることが困難です。
入眠時には通常、体温が下がって眠くなってくるものですが、睡眠相後退症候群になると夜中遅い時間まで作動しないので眠れなくなります。眠る時聞が毎日少しずつ遅れていき、寝床についても眠れなくなります。しかしいったん寝つくと普通に眠るので、昼まで眠ってしまいます。
治療法は、朝の光を浴びて体内時計を調整する光療法があります、
また体内時計を早める作用のあるホルモンを投与して、睡眠の準備を早めるメラトニン療法などがあります。
この症候群は幼少期または思春期に発症します。夜眠れず昼眠くなります。
昼に寝ず、夜寝る時間を少しずつ早くすることで、なくなる場合もあります。
自己判断せずに診察を受け、指導を受けるようにしましょう。
非24時間睡眠覚醒症候群
眠る時聞が毎日少しずつ遅れていく、という症状です。
概日リズム睡眠障害とも言われます。
本来、人の体内時計は、1 日が24時間より長い周期になっています。
外界から遮断された環境で時計を持たずに過ごすと、1 日を24 ・5 時間以上ぐらいで生活するようになり、どんどんずれていきます。
睡眠時遊行症・夜驚症・睡眠時驚愕症
睡眠時遊行症(すいみんじゆうこうしょう, Sleepwalking)は、就眠後1時間から3時間のノンレム睡眠時に発生することが多い睡眠中に発作的に起こる異常行動のことで、夢遊病や夢中遊行症(somnambulism)とも呼ばれている睡眠障害のひとつ。小児に多い病気で未成年者の場合は、思春期が終わるころには自然に症状は消失するといわれています。
夜驚症(やきょうしょう)とは、3歳~7歳の子どもが発症することが多い睡眠障害の一つ。睡眠時驚愕症(すいみんじきょうがくしょう)ともいいます。夜驚症は、夜眠っている時に突然起き上がり、極度のパニックを起こす睡眠障害の一つで、睡眠時遊行症に似ていますが、症状は微妙に違います。夜驚症・睡眠時驚愕症は寝ている子どもがいきなり泣き叫んだり、パニックを起こしたりします。パパ・ママはなにが起こったのかわからないまま強い不安を感じることも少なくないと思います。
レム睡眠行動障害
レム睡眠行動障害(Rapid Eye Movement Sleep Behavior Disorder:RBD)は、身体は休んでいて、脳が覚醒している「レム睡眠」時に起こる異常行動「睡眠時随伴症(パラソムニア)」の症状の一つです。
睡眠中に突然大声をあげたり、走り回ったり、激しい動きをしたりする病気です。
よく見られる「ねぼけ」行動とは違うものです。
睡眠相後退症候群と睡眠時驚愕症がひとつになったようなもので、放置したままにしていると、本人や家族、パートナーが怪我(けが)をする危険性もあります。
- けんかをしている夢を見て、相手を殴ろうとして隣で寝ている奥さんを殴る
- 車を運転している夢を見て、ハンドルを切ろうと手を動かす
など夢の中の行動がそのまま身体に動作として反映されます。
原因は特定されていませんが、患者の傾向として約半数に脳や脊髄の「中枢神経系の疾患」があると言われています。 本来、レム睡眠中は、夢の中の行動をそのままとらないよう、脳から運動神経を麻痺させ、筋肉を弛緩させる緩める命令が出ています。
しかし、そのシステムがうまく作動しなくなるようです。
過眠症・ナルコレプシー
仕事や学校などの日常生活に支障をきたすほど、日中強い眠気に襲われるというのが過眠症の一般的な症状です。
これが1か月以上続くようなら、過眠症(ナルコレプシー)の可能性が強いので治療を受けるようにしてください。
「ナルコ(narco)」はフランス語で「眠り」の意味、「レプシー(lepsy)」は「発作」を意味します。ただ眠たいではなく病気なのです。症状が進むと食事中でも眠ってしまうこともあるので、大変危険です。車を運転中であっても起こります。
症状としては以下のようなものがあります。
- 睡眠発作 いつ睡魔が襲ってくるかは予測がつきません。周囲にはやる気がないなど誤解を受けてしまうこともあります。
- 睡眠麻痺 いわゆる金縛りです。
- 入眠時幻覚 入眠時に幻聴や幻覚症状を起こします。実際にはなにもありませんが、自分の身の上に起こったと思い込みます。
- 情動脱力発作(カタプレキシー)
部分的に力が抜ける場合もあれば、全身の力が抜ける場合もあります。全身の力が抜けると倒れてしまいます。遺伝的な要因に、ストレスなどの要因が加わって発症するケースが多いとされています。完治は難しいと言われていますが、程度があるので、ぜひ検査をされることをおすすめします。病気と診断される範囲と、そこまでないと診断される場合があります。
まとめ
いかがでしかたか?「不眠症」とひとことでいっても様々。ほとんどの場合は、ちょっとしたストレスに起因するものですが、背景には思わぬ心理的なダメージを受けている場合があるので、診察をおすすめします。
できれば、2〜3箇所の病院で診てもらうのが良いでしょう。自分や周囲の人を傷つける危険なものもあるので放置しないでください。
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