暮らしを整え、人を育てる食「お粥さん」をプロジェクトする

お粥さんプロジェクト くらしデザイン

こんにちは、人生100年時代マインドフルネスなライフデザイナー、ゲンキポリタン、ミノルさんです。

托鉢する雲水さんに出会ったことはありますか?

雲水さんが行脚で集めたお米や食材で料理した「お粥さん」を考えてみました。

雲水さんは典型的なミニマリスト。所有する家財道具は食器「応量器」だけ?
「応量器」は食を整え、暮らしを整えます。
お粥さんプロジェクトでは、黙食の意味を掘り下げ、食べること、暮らすことを通して100年人生をマインドフルネスに整えます。

托鉢行脚

黒い衣を身にまとい、網代笠(あじろがさ)を深くかぶった雲水さんは、素足にわらじ。
「ほう」と独特の声を発しながら托鉢行脚。
滅多に見ることのない風景ですが、寒行托鉢を行っている曹洞宗の禅寺の周辺では目にすることもあるでしょう。

流れる雲、水のように・・・諸行無常

「雲水」とは、修業僧のこと。

流れる雲、水のように、一ヵ所にとどまらないことから「雲水」と呼ばれるようになったそうです。

托鉢行脚して集めた食材を料理する人を典座というそうで、典座の重要性を説いたのが曹洞宗の開祖道元禅師。1200年代を生きた高祖はアメリカでも有名。
福井に行った折にはぜひ訪れていただきたい永平寺。

すべては一つの釜に

永平寺
一般人でも「お粥さん」とさんづけするほどですから、「お粥」には特別な意味が・・・。
「雲水」が行脚で集めたお米は、各家庭からのものなので、品種はバラバラ、新米も古米も様々。
しかも仕事中、手を止めて用意してくれる人、「これだけしかないけど」「ちょっと待ってて」、罵詈雑言を浴びせる人も。ピンからキリまで人の想いがのっています。
言ってみれば良いも悪いも、古いも新しいも、集めた米や麦を一つの釜に入れた状態は人間社会そのもの。
それを少しでも美味しく食べられるようにしたのが「お粥さん」。

典座はすべてのリーダーに通じる存在。
そのお料理をいただく雲水は、美味しいとも不味いとも言わず、一切残すことなく黙々といただく。その胸中たるや・・・。

そこある「ひとつの釜」から広がるダイナミックな世界に、政治・経済の原点を感じます。

黙食

典座

現代社会では、「いただきます」「ごちそうさま」が形骸化している気がしませんか。

テレビは形骸化する文化にさらに拍車をかける。「いただきます」は世界中の哲学の根源。

新型コロナに揺れるいま、表面化している問題は「話しながら食べる習慣」「食べながら話す習慣」で生じる災害。

現代社会では「黙って食べることを悪のように思い込んでいる人」さえいる。

しかし禅寺では食事中に一切会話しない。この真逆には驚くしかない。

人は生きる限り食べます。
食べることは人間関係も含んであらゆる関係(つながり)の原点。
コロナという災いは、食のあり方の問題提起であり、究極的には人間の災害。
その顕著な事例が「議員の会食」・・・黙食の対極にある思想。
人間社会の諸悪の根源。
食はあり方を整え、人を育てます。人生を共にする食器は選びたいものですね。
応量器

無分別に折りたたまれた智慧

無分別智
言葉があるから美味しいと不味いと分別する、しかし、それは同時に不味いものがあることを意味します。分別しないのが仏(悟った人)の心。
施していただいた人はもちろん、罵詈雑言を浴びせた人さえも傷つけるようなことは口が裂けても言わない。

マインドフルネスで①幸せ(=Force)に気づく。
幸せというと私たちは物的なものや事象に置き換えてしまいます。 「もともとのいのち(=根源的ないのち)」は、そういう幸せを求めているでしょうか? 「もともとのいのち(=根源的ないのち)」とは「生きたい」と思っている「生命力」です。 「生命力」は無知です。この生命力を大切にしてあげるとしたらどうしたら良いと思いますか...

釜に入るまでのプロセスの一切を呑み込んだ典座は仕事に精魂を傾ける。
雲水は一切分け隔てすることなくいただく。
思えば、「お粥さん」は修羅場そのものではあるまいか。

典座教訓

自分は以前、長崎の精霊流しを夕闇の稲佐山から見ていたことがあります。盆前に死去した人の遺族が故人の霊を弔うために手作りの船を造り、船を曳きながら街中を練り歩き極楽浄土へ送り出すという長崎の伝統行事。

素材も作りも違う船が海に向かって街中をいきます。お金持ちの船はたいそう立派で曳く人手も多くその風情は毎年出している「だんじり」のよう。それにまじって母親と子どもだけで曳いている初盆の小さな木の船がいきます。それだって立派なものです。

遺された家族の思いに涙なしには見られない長崎の街の光景は、お粥さんに似ている気がします。

持鉢

まとめ

托鉢する雲水さんに出会ったことはありますか?

ここでは雲水さんが行脚で集めたお米や食材で料理したお粥さんを考えてみました。

「お粥さん」、雲水さんが使う食器「応量器」は食を整え、暮らしを整える意味でも真似したいですね。

お粥さんは、まず味のベースを学ぶためにレトルトのおかゆ 永平寺 5種類10食セット (朝がゆ・玄米がゆ・そばがゆ・五穀がゆ・小豆がゆ)を購入、その後は、朝粥を中心に、自分で作るようにしています。自分で作ったお粥さんを「応量器」でいただく習慣もすっかり日常になりました。

おかゆ 永平寺 5種類10食セット (朝がゆ・玄米がゆ・そばがゆ・五穀がゆ・小豆がゆ)

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