「歳をとったら早く目覚める」は本当は間違い。

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メラトニンの分泌は主に光によって調節されています。

夕方からメラトニンの分泌が増えて徐々に休息モードに入ります。

ところが夜中に強い照明の中にいると体内時計の働きが乱れてメラトニンの分泌が抑えられます。

これが睡眠&覚醒リズムが乱れる原因になります。

赤ちゃんがよく寝るのは、成長ホルモンの仕業

[st-kaiwa2 r]奥さん、いつも眠たいって言ってるわね。[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa3]ふたりとも、大丈夫かな?[/st-kaiwa3]

赤ちゃんのときは12時間も必要だった睡眠時間も、その後8〜9 時間、7時間、6時間と、年齢と共に減っていきます。

「寝る子は育つ」の言葉通り、身体が成長の途上にあるときは、成長のための睡眠が必要なのです。


よく食べて、よく寝る・・・若い人たちの生活パターンは成長ホルモンの分泌を確保するためにも必要な眠りです。

年齢とともに睡眠時間が減るのはどうなの?

若いうちは「睡眠」で疲れが一気に回復しますが、こうした睡眠は年をとるとできなくなるのが一般的。

疲れが残っていても、ある時刻になると目が覚めてしまうようになります。

年齢とともに「睡眠力」が弱まるのは日中の活動量が違うからです。

 

つまり身体が睡眠を必要としなくなっているのです。

夜中に目が覚めてしまうのは、活動量が少ないのが原因と言えます。

「早起きは三文の徳」は本当?

高齢になると、外出の機会が減り、日中に浴びる陽の光の量も減り、人との接触など外からの刺激も減り、生体リズムが正常に働かなくり睡眠の不規則につながります。

外出の機会が減ると全部減るということですね。

また、脳の疾患によって体内時計そのものの機能が低下している場合も、睡眠が不規則になります。

「早起きは三文の得」とはいいますが、暗い時間に目覚めることで気持ちが滅入って、うつに発展することもあるので気をつけましょう。

負のサイクルに陥ると身体の衰えが進み、アルツハイマー型認知症などが心配になります。

よく寝る老人は健康の証



政府、自治体は介護費用の抑制のために健康年齢延伸に躍起になっています、

課題は引きこもりと運動不足の改善です。共に睡眠力に関わっています。

よく寝る高齢者は裏返すと活動量が多いと言えます。

「年をとると目覚めが早い」というステレオタイプな思い込みに囚われないようにしましょう。

まずは自分の身体が必要としている睡眠に合わせ、起床・就寝時刻など生活のスタイルの見直してが必要です。

同じことは身体全般に言えることで、「動かせない」という思い込みに囚われず「動かそう」としていない。
この気づきが健康年齢延伸につながります。

ジムで目一杯運動すると、翌日は痛みが出ますが、痛みが出るまでやらないと効果はないと思えば、楽しみになります。

ただし姿勢が悪くて痛みが出ているのはトレーニング方法が間違っているからです。
正しい姿勢で頑張るとしっかり痛みが出ます。
連日頑張るのは効果的ではないので、1〜2日置きの運動が望ましいようです。

心地よい疲れは睡眠力を取り戻します。

年齢にふさわしい睡眠時間

27歳で7時間、45歳で6.5時間、70歳で6時間が目安です。これを下回っている場合は、睡眠負債の可能性があります。

睡眠負債にならないように、年齢に応じた睡眠は摂るようにしたいものです。

長くもなく短くもない、適切な睡眠は、死亡率と関係しています。

赤ちゃん以外は年齢に関係なく、誰でも日中は、太陽の下でワクワク、ドキドキ、活動すると心地よい疲れから深い睡眠が得られるようになります。

睡眠と覚醒のメリハリがついて、不規則な症状も自然と解消します。
ローソクで暮らしていた昔の生活が健康的だったということですね。

現代の生活パターンを見直してみるのも楽しみですね。

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まとめ

適切な睡眠時間は脳のためにとっても大事です。
睡眠時間の摂りすぎが、不眠症になることもあります。
睡眠はなるべく、夜間ひとかたまりで摂るようにしましょう。

それには日中の活動量を減らさず、夜は一定の時刻までしっかり起きていることがポイント。
ワクワク、ドキドキ、生活のリズムを正しく保つようにしましょう。

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