言葉の持ちかた./夢の持ちかた/後悔の持ちかた/無関心の持ちかた
自己憐憫。自分を哀れむ人は、「もっと、こうしていたら……」、「あのとき、あーだったら……」をよく使います。
これは、人気コミックをTVドラマ化した「東京タラレバ娘(4) (KC KISS) 」に登場する三人娘の名台詞です。
何かあると三人集まって女子会。
そこで飛び交う言葉が「もっと、こうしていたら……」、「あのとき、あーだったら……」なのです。
女子会の隣で聞いていた男性から「タラレバ」を注意されるものの、なかなか習慣は変わりません。
口ぐせ、は選択の習慣になり、行動の習慣になります。
習慣は人を縛ります。
ネガティブな自分がポジティブな自分を束縛して自由にさせません。
ライフスキルのひとつ「感情対処スキル」がうまく働かせないと、哀れみの感情に浸ってしまいます。
感情に上下の差はありません。
どれも自然なものです。だから無理してせきとめるようなことはしないでください。
川が氾濫すると困るのと同じです。氾濫させないように気をつけてください。
「自分はなんて不幸なんだ。」
「なんで自分ばかりこんな目に合うんだろう。」
「なんてみじめな毎日だ。」
ひとり芝居ですが、被害者意識が強いので、見えない敵を誰かに仕立て上げて具現化します。
だからといって、自分を責める必要はありません。
物事には原因と結果があります。
自己憐憫に陥るのには、原因があります。
どうして、こんな習慣が身についてしまったのでしょう。
実際に哀しいことを体験してきたのです。
それでも、いまこうして生きています。
サバイバルを乗り越えて、いまがあるのです。
勝ち抜いてきたのです。
自分が体験してきたことなので、それを知らないはずがありません。
でも勝ちかたをポジティブ志向にすると、もっとうまく楽しくやれます。
哀れみに浸っていたら、鼻くそほじって気晴らししましょう。
無心になれるのでずっと健康的です。
習慣化すると彼氏の前でやってしまうこともあるので注意してください。
人は誰でも良い面もあれば醜悪な面もあります。
良い面ばかりが目立つ人にも傷もあれば悲しみも背負っています。
だから誰と関わってもいやなことに出会います。
仕方がないといえば諦めでしょうか。
そうは思いません。
哀れみに時間を使うより、埃ぐらいに思って払いのけて、自分のよろこびのために時間を使いましょう。