前3部作は完全に繋がっていますが、特に『マトリックスレボリューションズ』は『リローデッド』の後編のような作品なので『レボリューションズ』を観ないで観ると面白さは半減します。ただドンパチやってるだけに映ります。
知的好奇心を満足させようとしたら3作一気鑑賞がおすすめ。あなたの人生を変える映画になりますよ。
まずは難解と言われている『マトリックス』から入り、つまずかないようにして『リローデッド』に行ってください。脳がねじれて思考回路が爆発しそうになったら『マトリックスレボリューションズ』で魂持ち逃げされたら、サンタのソリに乗って『レザレクションズ』に探しに行ってください。
- レボリューションズ(REVOLUTIONS)
- レボリューションズあらすじ①EMPとは
- レボリューションズあらすじ②マトリックスと現実の狭間で
- レボリューションズあらすじ③モーフィアスと預言者オラクル
- レボリューションズあらすじ④因果応報
- レボリューションズあらすじ⑤預言者オラクルとネオ
- レボリューションズあらすじ⑥預言者オラクルを取り込むスミス
- レボリューションズあらすじ⑦ペインの正体と襲撃
- レボリューションズあらすじ⑧見えないものでもある
- レボリューションズあらすじ⑨火の玉戦士ナイオビ
- レボリューションズあらすじ⑩ネオ、信じている!
- レボリューションズあらすじ⑪別れのとき。
- レボリューションズあらすじ⑫デウス・エクス・マキナとの約束
- レボリューションズあらすじ⑬美しい朝日
- まとめ:サティーはこんなに成長しました
レボリューションズ(REVOLUTIONS)
「マトリックス」「リローデッドリローデッド」「レボリューションズ』の3部作の生みの親である監督・脚本ウォシャウスキー姉妹は、キャラクターを育てているので感情移入が起こると想像します。荒唐無稽なアクションに見えても、そこには作者ならではの喜怒哀楽があります。それを共有することで映画の見方も思い入れも変わってきます。思い入れが変わると俄然、映画の面白さも違ってきます。ぜひ、共感を持ってごらんください。
そのためにネタバレを気にせずにあらすじ紹介を書きました。
『マトリックス』はネタバレを知ったから面白さが半減するような安物の映画ではありません。物語に秘められた愛、セリフに哲学が火となり矢になり弾丸となって、全神経を射抜きます。突き抜けるほどに、キャラクターのひとり、ひとりに目が届き、届くほどに深さも広がりも増していき宝物になります。では真実の先に人生が変わるのが見える新作『マトリックス・レザレクションズ』を劇場でお楽しみにください。
レボリューションズあらすじ①EMPとは
ネオは医療室のベッドに寝かされますが、その隣には、スミスに上書きされたベインが寝かされていました。意識不明のネオとペイン。ネオの脳波はプラグが刺さっていないにも関わらず、マトリックス侵入時の状態を示していたが、マトリックス内に彼の存在は確認できなかった。
トリニティは食事も撮らずずっとネオに付き添っています。
ネオの脳波は昏睡状態のものではなくマトリックスの中にいる時のものだとトリニティに話しているマギー。
今や、パソコン・スマホをはじめ、電子機器によって情報やインフラがなりたっています。
「本当に電磁パルスが降り注がれたら、世の中が石器時代になる。」
「もし日本なら、1年後には飢餓により、人口が90%減少する。」という代物です。
モーフィアスはハンマー号の船長にマトリックスでネオを探して欲しいと依頼をする。
マトリックスの中を探してもネオはいない。
ネオはマシンシティとマトリックスの間を彷徨っていたのです。
そこへ機械達が20時間以内にザイオンに到着すると情報が入ります。急いで準備をする一同。
さらにオペレーターのAKが席をはずしたところにセラフから連絡が入り、リンクが通信を取ると相手はセラフで、モーフィアスに替わるリンク。オラクルの元に来て欲しいと連絡が入ります
だがモーフィアスは、救世主がマトリックスの設計者によって作られたコントロール・システムに過ぎないという事実にショックを受けていた。
レボリューションズあらすじ②マトリックスと現実の狭間で
ネオは、ソースに弾き飛ばされた結果「モービル・アヴェニュー」というマトリックスとソースの境界に捕らえられていた。
モービル・アベニューで目を覚ますネオ。目の前にはサティーと言う少女の姿。
「ここにいるのは変だとパパたちが言ってたわ」とサティ。
ここはマトリックスではないのか?と尋ねるネオに、それは行先であってここではないとサティは答えます。
サティーの父親。預言者オラクルの外見の変化に関わってる。
『RELOADED』、『REVOLUTIONS』に登場。発電システムの正規プログラム。『RELOADED』ではネオ達がレストランにメロビンジアンに会いに訪ねた際、ネオが退出する姿を見かけるシーンでのみ登場。後にゲーム『ENTER THE MATRIX』と『REVOLUTIONS』で、娘(サティー)を救うための取引にメロビンジアンと接触していたことが判明する。この時、ラーマがサティーを守るためにオラクルの削除コードをメロビンジアンに教えたことで、オラクルは消滅の危機に陥る。何とかオラクルは生き延びるもデータを更新したため外見が変わってしまう。外見の変化についてオラクルはトリニティーに「選択の代償だ」と説明する。
オラクルもサティーを守るためならばと、ラーマの行動を知りつつも容認していた。
メロビンジアンと取引をして娘サティーを予言者の元に向かわせるラーマ夫婦から、そこがマトリックスとマシンシティの境界線で、ネオは自力では脱出できないと知ります。
トレインがホームに入ってきます。トレインマンがホームに立ちます。
トレインに乗り込む三人とネオ。
ネオを止める、トレインマン。
三人に「早く乗れ、残りたいのか。」と急かすトレインマン。
トレインマンの一撃で倒れるネオ。
『REVOLUTIONS』のみに登場。マトリックスのあらゆる列車のプログラム(インタフェース)の制御及び管理者。密かにメロビンジアンと取引したプログラム(エグザイル)をマトリックスへ移動させている。容姿は浮浪者の男性。全ての列車の運行を腕に巻き付けた大量の腕時計で見ている。
「モービル・アヴェニュー」とは、彼がマトリックスとソースの中間に不正に設計した場所。メロビンジアンと取引したラーマ一家をマトリックスへ送りに行く途中、モーフィアス達に捕捉されるが逃走する。「モービル・アヴェニュー」にてネオとラーマ一家と遭遇し、ネオのみを置き去りにした。メロビンジアンがトリニティーに屈したため、彼の列車はネオを迎えに行くのに利用される。
レボリューションズあらすじ③モーフィアスと預言者オラクル
セラフに連れられ、オラクルの元へ来たトリニティとモーフィアス。
オラクルの守護者プログラム。白いスーツを着たアジア系の男性。普段はティーハウスの店主。ネオと組み手を行い互角に渡り合う戦闘力を見せつける。昔はメロビンジアンの配下で、メロビンジアンは“翼のない天使”と呼び、現在は「放蕩息子」と呼ばれる。殴り込みシーンではメロビンジアンが放蕩息子がやってきたという。
あなたが覚えている姿はなくなったけど
トレインマンに先にネオを見つけられると救い出すのが難しくなるの
セラフはこれまでずっと私を守ってきた。
あなた達を助けることもできる。
モーフィアスはオラクルの前に残り、聞きたいことがあると言う。
信じるか信じないかはあなた次第だ。
そこではトレインマンと言うプログラムが不正に往来をさせていて、このトレインマンに先にネオを見つけられると救い出すのが難しくなると言う。
トレインマンのボスはメロビンジアンで、モーフィアス達に懸賞金をかけているとも。
レボリューションズあらすじ④因果応報
ネオがモービル・アヴェニューで捕らえられていることをセラフから伝えられたモーフィアスとトリニティーは、ネオの解放をトレインマンに迫るが、逃げられてしまう。
エグザイルで構成されるマトリックスのシンジケート。
ザイオンとの関係は中立で、状況によっては取引に応じることもある。
正規のマトリックスにとっては削除対象であるため、「削除」を担当するエージェントとは敵対する。
エグザイル(流浪者)で構成されるマトリックスのシンジケート一味のボス。マトリックス最古のプログラムの一人。
本来の役割は明言されていないが情報の管理=オペレーティングシステムであったことが示唆されており、オラクルに成り代わることを望んでいる。直感や意思ではなく、因果応報が真理であるという考えを持つ。データを直接改竄する力を持つ。多くのエグザイルを配下に従え、マトリックスの外に位置する「城(THE CHATEAU)」に君臨している。『RELOADED』では、キー・メーカーを監禁していた。すべての言語を嗜み、あらゆる言語の中でフランス語が最も好きな言語と語るので「フランス人」と認識されている。
『REVOLUTIONS』では、トレインマンを使いネオをマトリックスとソースを結ぶ駅に閉じ込めた。クラブを襲撃したトリニティー、モーフィアス、セラフにネオを返す条件として“預言者の目”を要求するが、トリニティーに銃を突きつけられ、「この場で死ぬ」か「ネオを渡す」かの選択に迫られ、ネオを渡すことになる。
ネオを救出するために、メロビンジアンのいるクラブに乗り込むセラフ、モーフィアス、トリニティー。銃撃戦になり、メロビンジアンの額に銃口をくっつけるトリニティー。
メリットのない交渉をメロビンジアンは呆れますが、命懸けのトリニティの気迫に押され、ネオを開放します。メロビンジアンの妻はトリニティーの気迫に本物だけが持つ愛と感じたのです。
モーフィアス、トリニティー、セラフはネオ救出に成功します。
レボリューションズあらすじ⑤預言者オラクルとネオ
ホーム座っているネオ。
自分でここに来たんだ。出られるはずだ。とネオ。
トレインが入ってきてトリニティーが降りてきます。
二人は抱擁しますが、ネオは「まだ、帰れない」といい預言者のところに行きます。
未来が見えるようになったネオは、自分が行くべきマシン・シティーの幻影を見る。自分の変化に違和感を覚え、現実に戻る前に預言者・オラクルを訪問する。
ネオはオラクルに会い、自分に起きた変化を聞きます。
オラクル:見つけられないと
オラクル:私たちのだれにも明日はこない
オラクル:終わりが見える、広がる闇が見える、死が見える
オラクル:スミスはもうすぐこの世界を滅ぼす力を得る
オラクル:彼を倒せるのはあなただけ
オラクルは救世主の力はマトリックスを超越する事があると言いました。
ネオはアーキテクトが保っていたバランスをオラクルが崩し続けた結果だったのです。
オラクルはネオに、ネオとスミスとの関係、ネオの持つ力の源を説明しました。
また、ネオがこれからどこへ行けばよいのかわからなければ「誰にとっても」明日はないと言う。
戦いの原因はスミスにありました。
スミスはネオの反作用で生まれた存在で、全てを破壊する存在と化していました。
人類と機械の未来はネオに懸かっていました。
予言者オラクルは、ネオに最後の導きの言葉を告げ、ネオは彼女がプログラムに過ぎないと知りながらそれを受け入れたのです。
「時間です」とサティーを連れていくセラフ。
レボリューションズあらすじ⑥預言者オラクルを取り込むスミス
ネオが現実世界に戻った直後、遂にスミスの手がオラクルにまで及びます。
スミスがやってくる。
セラフとサティーを取り囲むスミス
スミスがオラクルを脅そうとする
オラクルにスミスをコピーする(スミスに取り込まれる)
オラクルがネオに言ったように、スミスは世界を滅ぼす力を得たのです。
レボリューションズあらすじ⑦ペインの正体と襲撃
ハンマー号内では、めざめたベインがローランドらが尋問を行います。
現実の世界では、ハンマー号とネブカドネザル号の残った乗組員がロゴス号を発見。ナイオビら乗組員と合流していた。彼らは、燃料切れのロゴス号を再起動します。昏睡から目覚めるネオ。次いで目を覚ましたベインに査問を始めるが、彼は記憶がないと話す。
ロゴス号船長で『RELOADED』、『REVOLUTIONS』に登場する勇敢な女性戦士。以前はモーフィアスと付き合っていたが、現在はロック司令官と付き合っている。車や船の運転の達人。『RELOADED』ではトラックから落下したモーフィアスを助け『REVOLUTIONS』ではロゴス号より巨大で操縦が難しいハンマー号をモーフィアスのサポートの下、乗りこなし、通常飛行不可能な狭い地下通路を通り、ザイオンへと生還する。
マトリックス内で車を使用する際は、愛車のポンティアック・ファイヤーバードを使用。
モーフィアスたちから尋問を受けます。何かを隠していると感じたハンマー号の船長ローランドが、なんとしても隠していることを吐かせろとマギーに指示します。
ハンマー号船長で『RELOADED』、『REVOLUTIONS』に登場。『RELOADED』では全滅した迎撃艦隊の中で、唯一生き残ったベインを救助した。またセンチネルに破壊されたネブカデネザル号から脱出したモーフィアスたちを助けた。
『REVOLUTIONS』ではマシンシティへ行こうとするネオの提案を無謀すぎると一笑し、ハンマー号を貸して欲しいという頼みを断る。ザイオンへの急行にも難色を示していたが、ナイオビに押し切られる形で渋々認める。以降はモーフィアスやナイオビ達と共にハンマー号でザイオンへの帰還を図る。
ハンマー号船医で『RELOADED』、『REVOLUTIONS』に登場。『RELOADED』ではセンチネルを破壊し昏睡したネオや生き残ったベインの看病をした。自白剤を使おうとしてベインに刺殺される。
機械軍がザイオンに突き進むなか、ジーやキッドなど勇敢な市民の志願者に支えられたザイオン軍は、必死の攻防を試みます。一方、暴走プログラムとなったスミスは、パワーを増しすぎて制御不能になり、今や現実世界とマトリックスもろともマシン帝国をも破壊しようとする脅威になっていました。
戦略を練っているところに、ネオが現れ、理由は説明できないがマシン・シティに行くため「船を貸してくれ」といいます。どうするのかとローランドに聞かれ、「マシン・シティ」に行くと答えます。
ローランドに強く反対されますが、ナイオビが「私の船を使って」とネオを支援します。
ローランド:よく考えろ
ナイオビ:ハンマー号は私が操縦する。1時間以内に出れば敵におくれずザイオンに着ける。
ローランド:船を無駄にするだけだ。
ナイオビ:2隻の船、2つの目的。偶然の一致かしら?
モーフィアス:救世主を?
ナイオビ:信じてないわ
モーフィアス:では、なぜ船を渡す?
ナイオビ:ネオを信じているから。
ネオ;ありがとう。
トリニティーは、ネオと共に行く決意をします。船を使わせてくれと懇願したネオに決死の覚悟を察知したトリニティー。
オラクルに会って様子が変わったネオに「なにがあったの」か聞くトリニティー。
なにもないと返事するネオ。
モーフィアスは正しいことを祈ると告げ、会えて光栄だったと感謝を告げるネオ。
別れのときを全員が察知したようです。
ハンマー号の乗組員たちは、センチネルを避けるために、航行の難しい補助パイプラインを通ってザイオンに戻ることを計画する。
レボリューションズあらすじ⑧見えないものでもある
出発直後、ローランドはベインの尋問を任していたマギーが殺害されていることに気づく。
既にハンマー号内にベインの姿はなく、ロゴス号に侵入しているであろうことは明らかだったが、引き返してロゴス号に警告する余裕はなかった。
ハンマー号の乗組員たちは、センチネルを避けるために、航行の難しい補助パイプラインを通ってザイオンに戻ることを計画する。
艦内では、マギーがベインに自白させようとして自白剤の注射を試みますが、反対に殺されてしまう。彼はスミスを上書きした存在だった。
ペインは隠れていた艦内でトリニティーに襲いかかります。
ロゴス号では、エンジンが起動せずヒューズの点検に向かったトリニティーに襲いかかる。
「ネオを殺すのと同じ位楽しそうだ。」・・・ペインと懸命に戦うトリニティー。
ベインが人質に取り、ネオを誘き寄せる。駆けつけたネオにトリニティーを盾に銃を離せと脅すペイン。ネオはベインにスミスが乗り移っていることに気づく。
「気づいたようだなアンダーソン君」
ネオは争いの中、
ネオは千切れた電気ケーブルで目を焼かれ視力を失うが、スミスの姿、プログラムが見えていた。
ネオは、スミスを倒し、トリニティーを解放する。
焼かれたネオの目に、トリニティーは驚きうろたえる・・・・そして二人はトリニティーの操縦でマシン・シティーに向かう。
レボリューションズあらすじ⑨火の玉戦士ナイオビ
ナイオビは、ロゴス号船長で『リロード』から登場する車や船の運転の達人。勇敢な女性戦士。以前はモーフィアスと付き合っていたが、現在はロック司令官と付き合っている。
『リロード』ではトラックから落下したモーフィアスを助け、『レボリューションズ』ではロゴス号より巨大で操縦が難易度の高いハンマー号を通常飛行不可能な狭い地下通路を通り、ザイオンに生還する。
「私ならやれる」とナイオビの強硬策に、最初は反対していたハンマー号の船長ローランドも「大した腕だ」と舌を巻きます。終始闘志満々で、モーフィアスはじめ男どもに指示を連発する。モーフィアスの胸に飛びこむしおらしさとのギャップが最高に素敵です。
レボリューションズあらすじ⑩ネオ、信じている!
ザイオンのドックにはセンチネルの大群が侵入を始めていた。
人間側はロック司令官の指示のもと、防御ユニットを総動員して応戦するが、電磁パルスがない上、圧倒的な数の攻撃に壊滅的な打撃を受け、敗北は時間の問題だった。
残された手段は、ザイオンに向かっているハンマー号の電磁パルスで敵を一掃することだったが、ドックのゲートが破壊され、操作不能となっていた。部隊長のミフネは奮闘するが。力尽き、死に際に、自身のAPUをキッドに託し、ゲートを手動で開けるよう指示。
ザイオンに駐在する船長。(三船敏郎をイメージしている)指導力と抜群の戦いぶりから推測できるベテラン戦士。『RELOADED』、『REVOLUTIONS』に登場。『RELOADED』ではモーフィアスとロックの仲裁をし、『REVOLUTIONS』ではザイオンでの防御戦の際APUに乗り指揮を執る。圧倒的な数の攻撃に、APUは自身を含めて13基まで減るが、最後まで諦めずにトリガーを引き続けた。最期はセンティネルの大群に正面から攻撃され、壮絶な戦死を遂げる直前にハンマー号の帰還を察知し、致命傷を負った後でキッドに自身のAPUを使ってゲートを開けるように託した。実はAPUの訓練プログラムを終えていなかったことを告白してキッドを励まして逝く。
『ANIMATRIX』では仮想世界の少年だった。仮想世界にいたころの名は、michael karl popper。ネオとトリニティーに助けられネオを崇拝している。外部からの操作無しに自らの意思でMATRIXから脱出した稀な存在。
『RELOADED』では、スミスに乗り移られたベインの行為を偶然、阻止する。
『REVOLUTIONS』では、兵役対象年齢に達していなかった(更に訓練プログラムを終えていなかった)にもかかわらず志願兵となった、訓練プログラムを終えていないことをミフネに告げるとミフネは「俺もだ」と答え、お前ならやれると励まして息を引き取る。
ザイオン防衛戦ではAPUの給弾手を務め、ミフネの戦死後は彼のAPUに乗り込み、ゲートを開いてハンマー号の帰還を助ける。最後はセンチネルの撤退を目の当たりにし、住人達に「ネオがやった!」と終戦を知らせる。
「ネオ、信じている!」
最後の力をふりしぼるキッド。
センチネルの攻撃を受けるものの、ジーがセンチネルを攻撃して援護する。
キッドが銃弾を打ち込むとゲートは開きます。
電磁パルスによって敵は一掃されます。
同時に防御ユニットもダウンしてしまい、さらに敵の掘削機が再起動したため、あと2時間で敵が寺院の内壁に到達する事態となり、凄まじい猛攻撃をしてきます。
決死の防御でドックを守ったと考えていたローランドに、ロックは「評議会が結論を出すだろう」といいます。
司令官ドックは守りましたと反論しますが、「(君たちは)目先にことしか考えていない、EMPで防御システムが吹っ飛んだ、自分が敵ならチャンスとみて総攻撃をかける。君たちは(ザイオンを)差し出したのだ。」ロックはローランドたちに怒りをぶつけます。
評議会はネオに船を渡したことを問題視していました。
評議員は「たった一隻で武器も持たず、ふたりになにができるのか?」と問いただいます。
ナイオビは「なにをする気か知っています。預言者からネオを助けるかどうか選択のときがくると言われた。」といい、モーフィアスは「彼は自分の使命を果たしに行ったのです。もしマシンシティーまでたどり着けず我々を守れなくても、最後の息が止まるまで決して諦めない。我々も同じです。」と答えます。
レボリューションズあらすじ⑪別れのとき。
ネオの目は見えない状態でしたが、「感じる力」でハンディを覆していました。
トリニティーに「三本の線が見えるか?」「それを辿って」と指示を出すのです。
ナイオビの助けを得て、ネオとトリニティーが操縦するロゴス号はセンチネル達の猛攻撃を受けながらもなんとかマシン・シティの中心部へたどり着くが、船ごと建物へ突っ込む形となり、トリニティーは複数の鉄柱に体を貫かれてしまう。
手を探し、握り会うふたり
ネオと最後のキスを交わしてトリニティーは絶命します。
レボリューションズあらすじ⑫デウス・エクス・マキナとの約束
トリニティーの面影を胸に心眼で、神の前にひとり立つネオ。
ネオは、マシン・シティの支配者であるデウス・エクス・マキナと対面し、共通の脅威となった制御不能なスミスを倒すことと引き換えに、ザイオン侵攻を止めるよう平和を要求します。
マシン・シティを統括する“機械仕掛けの神”。現実世界における地上の支配者であり、人間を「電池」として稼働している発電所を運営することで都市機能を動かしている。
人類にとっては敵であるが、発電管理のために必要なマトリックスが制御不能になってしまったため、人間の代表である”救世主”ネオと取引をして、ネオの献身を見届けた後、人類との共存に同意した。マトリックスを管理するアーキテクトと同一の存在かは不明。
デウス・エクス・マキナによってマトリックスへ送られたネオは、おびただしい数のスミス達が見守る中、一対一で、スミスと死闘を繰り広げます、
多くの人間を取り込んだスミスはオラクルが言った通りネオを凌ぐ強大な力を手に入れており、激しい格闘の末、ネオは追いつめられます。
ネオを見下ろすスミスは、「待てよ、観た光景だ!」と、オラクルを取り込んだ時に見た光景に狂喜します。スミスの口から出たのは、かつてオラクルがネオに対して語った「始まりのあるものには終わりがある」というスミスの意志にはない言葉でした。違和感を覚えたスミスは一度はネオから離れようとしたものの、ネオを取り込むことを選びます。
オラクルの言った通り、渾身の力で自身の対極にあるスミスの中に入り込み、内側からスミスのコピーを全滅させ、次にスミスを破壊して逆転します。
ネオがスミスに侵食され、スミスの姿になると、すぐに強い光を放ちながらその体は崩壊し、やがて周囲のスミス達も同じように消滅して、スミスに取り込まれる前の姿に戻っていくのでした。
ネオと戦っていたスミスは、オラクルだったのです。
救世主の力が、ザイオンに平和をもたらします。
ザイオンでは、人々は「ネオだ!ネオがやってくれた」と感謝の声が響き渡ります。
ナイオビがモーフィアスの胸に飛び込みます。「ネオ、ありがとう」
レボリューションズあらすじ⑬美しい朝日
デウス・エクス・マキナは約束を守りザイオンの人々は救われ、ネオは機械に吸収されマトリックスも予定通りアップデートされました。機械も人類も命を救われたのです。
ザイオンではセンチネルたちが去っていき、人々は戦争の終結を喜んでいた。
ベンチで寛ぐオラクルの元に、アーキテクトが訪ねて来ます。
美しい朝日。朝日はサティーがネオのために用意したものです。
マトリックスではアーキテクトがオラクルの前に現れ、秩序を乱し変化を試みたことに対し、非常に危険なゲームだと言いますが、オラクルはその危険にそれだけの価値があるのを知っていたのです。
アーキテクトは、プラグを抜かれたい人間はどうなるかを尋ねられ、もちろん解放すると答えました。
以上、映画『マトリックス・レボリューションズ』のあらすじでした。
「洞窟の比喩」の囚人たちが洞窟を出ると、洞窟の中の火とは比べられないほど明るく世界を照らしている「太陽」の存在を知ります。囚人は太陽のあまりのまぶしさに目をくらませてしまいますが、少しずつ目を馴らしていくことで、やっと太陽を認識できるようになります。そして、太陽こそが本当に全てのものを照らし、成り立たせている世界の真実だと知ります。映画『マトリックス』は、先進的な映像が売りの映画ですが、実は「選択」と「信じる」という普遍的、アナログ的なテーマが売りの映画です。
CGに命を与えたのは「選択」と「信じる」というワードでした。戦争が終わったことを確信するかのように、ナイロビがモーフィアスの胸に飛びこむ場面も象徴的に使われていて、モーフィアスが『リロード』でナイオビに言った「変わるものもあるし、変わらないものもある」という言葉が最後に生きるセリフになっています。
まとめ:サティーはこんなに成長しました
サティーはエージェント・スミスから「君が最後の流浪者(エグザイル)かね?」と尋ねられました。どうなったのか、心配でしたね。
ラストシーンにアーキテクトやオラクルと共にサティが再登場してホッとします。そしてマトリックスの世界に朝日が輝きます。オラクルはサティーに「ネオへのプレゼント?」と尋ねます。
『マトリックス・レボリューションズ』では、役割を持たないプログラムである少女サティーに「太陽をコントロールする」役割を与えました。救世主ネオへの贈り物です。
人工知能相手の戦いで劣勢になった人間が引き起こした核爆発で世界が暗黒の雲に覆われたのが始まりでした。「始まりのあるものには終わりがある」愛の力で生まれた信じるに値する終わりと新たなはじまりでした。『マトリックス・レボリューションズ』は、それぞれが自身の役割を信じて戦った大きな変化と革命(Revolution)の物語でした。
それに報いる幸せをお楽しみください。