いまは、四当五落は死語、七当六落です。

いい寝!デザイン
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日本人は長時間働くことが問題視されています。でもひとつ踏み込むと「みせかけのやる気」がはびこっているのが気になります。

本当に時間を惜しんで戦っている人もいますが、それ以上に長時間いることでやる気に見せ、昼時間にカフェで休養している人も少なくありません。おそらく歴史的に受け継いできた働き方のパターンだと思います。

でも「働き方革命」と言われるように、時代は明らかなに変化しています。中身を重視するように変わってきたのです。

四当五落

四当五落(しとうごらく・よんとうごらく)

「1日の睡眠時間が4時間だったら合格するが、5時間だったら落ちる」という意味でした。現代では死語ですが、睡眠に対する誤解を象徴する言葉です。

4時間の睡眠では推奨されている7時間睡眠より3時間足りないうえ、寝起きも悪くなるので頭が働きが活性化しないので、記憶力と集中力がなくなるので、現実的ではありません。

母さんは夜なべをして手袋編んでくれた

ただ40~50年前なら睡眠に対して科学的なアプローチもされていなかったので、努力を奨励する意味で使われていたのだと思います。

戦後貧しく、努力するしかなかった時代があったということでいいのではないでしょうか?

40~50年前の日本の校庭には薪を背負って歩きながら本を読んでいる二宮金次郎像(二宮尊徳)の銅像があって、働きながら本を読んでいる姿が学びの態度として奨励されていたわけです。

「二宮金次郎のように寸暇を惜しみ、勉強しまくって出世するように、全国の小学校で銅像を置いた」ことは精神風土上、大きな役割を果たしていたと思います。

母さんは夜なべをして手袋編んでくれた🎵という歌もありますよね。
これも寝ないで手編みを手袋を作ってくれた母の愛への思いを歌ったものです。

資源の乏しい日本では、寝るということは、努力家でない証のように扱われてきました。

ナポレオン伝説

本当のところどうだったかはともかく、睡眠時間が3時間だったという革命期のフランスの軍人・政治家、ナポレオン1世の話も後押ししました。

いまも四当五落(しとうごらく・よんとうごらく)

に通じる風土は根強いと思います。

才能があるわけでも、お金があるわけでもない人が、差を跳ね返すには、時間を惜しんで努力するしかないというわけです。

しかし思いは理解できても、科学的な根拠はありません。むしろマイナス要因でしかありません。

睡眠時聞をたっぷりとっていると「ヒマでいいね」とか

「貴重な時間を無駄にしている」と嫌みを言われることも少なくありません。

スリープアスリート

「スリープアスリートをめざしましょう」というもんなら、眠るのにストイックになってどうする?天下太平だねと言われそうです。

その結果、睡眠に不満を感じている人が後を絶たない状況です。

しかし、眠りの質は自分でいくらでも改善できます。

今では、多くのアスリートが眠りに注目し始めています。

眠りには心身に果たす多くの役割があります。
よく眠れると運動や食事の効果が高まり、一日のパフォーマンスを決定づける時間であることが、科学的にもわかってきました。

脳のメンテナンスを行い、細胞の代謝を促し、筋肉を再生する神秘的なメンテナンスが行われていることも判明しています。

現代では七当六落が標準になりつつあります。

 

まとめ

いまではタバコを吸わない人が増えましたよね、

新しい事実が発見されるので、価値観は時代とともに変わります。

価値観が変わると暮らし方も変わります。

昔ながらの価値観にこだわる人もいます。

しかし睡眠負債も浸透してきました、ガンやアルツハイマーへの関係が指摘されています。

極限までトレーニングをやり、栄養にも最大限に気ぞ使っているアスリートたちが
さらに一歩抜け出したいと考えたとき、睡眠が課題になっているのも事実なのです。

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スリープアスリートだから、整理収納、介護予防のプロでもあるわけです、
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睡眠は食欲・性欲・睡眠欲と言われるように人間の三大欲求のひとつです。しかし最も関心の低い扱いをされてきました。睡眠障害、睡眠負債が健康を害しています。運動には関心が高くなりましたが、同じように「攻めの睡眠」が必要です。
いきいきゴエス協会では、ひとりでも多くの人に、良い習慣を身につけていただくために、「スリープアスリート認定制度」を導入しました。