睡眠負債
「睡眠負債」という言葉をご存知ですか?
「睡眠負債」とは、アメリカにおける睡眠のエキスパートたちが提唱している考え方です。
「睡眠負債」とは必要な睡眠時間に対する不足分を「負債」と呼んでいるのです。
「睡眠負債」という言葉が登場した背景には、暮らし方の急激な変化が定着した危機感があります。
それが「ジヤンクスリープ」という言葉になって現れています。
ジャンクフードと同じく健康問題のひとつとして浮上しているのが、「ジャンクスリープ」です。
ジャンクスリープ
ジャンクスリープとは、テレビやコンピュータをつけっぱなしにして眠る質の悪い睡眠のこと。
イギリスの団体Sleep Councilは、12~16歳の子供1000人を対象に実施した調査で、若者の間でのガジェットブームが睡眠の長さと質に悪影響をもたらしていると報告しました。
推奨される睡眠時間は8~9時間に対してSleep Councilのアンケート調査によると、30%の子どもが4~7時間の睡眠しかとっていない回答。
また23%は週に1回以上、テレビを見ながら、音楽を聴きながら、あるいはほかの機器を使いながら眠りについていると回答を得たのです。
98.5%の子供は、寝室に電話、音楽再生機器、テレビのいずれかがあり、寝室にすべてあると答えた子どもは65.3%に上ったのです。
問題はこの先です。この結果、およそ5人に1人が、テレビやコンピュータをつけっぱなしにしていることで、熟睡できていないことを認めたのです。
「このトレンドに対する改善策は簡単だ」と睡眠のエキスパート、クリス・イディコウスキー氏は言います。
「睡眠はジャンクフードと同じ道をたどっているようだ。健康な食事だけでなく、健康な睡眠も含めて健康なライフスタイルそのものを子どもに教える必要がある。教えるべきことは単純だ。まずガジェットの電源を切って、もっと寝なさい、ということだ」(同氏)
しかし伝える相手は子どもだけではありません。大人にも伝えるべきなのです。
「睡眠負債」が出るのには大人の暮らし方の変化があります。
睡眠負債を生む暮らしの変化
SNSはその代表です。
人によって適正な睡眠時間があります。適切な起床時間もあります。しかし一般的に推奨される睡眠時間が8~9時間であれば、平日は忙しく5時間しか眠れなかったら、週末にたっぷり眠ることで平日の不足分を補うことができます。それを推奨しているのが、「睡眠負債」という考え方です。
負債。。。お金と同様、寝不足もこまめに返済し、健康のためのバランスを保っていきましょうという考えです。
もし負債が返済されないと、癌を引き起こしたり、認知症(アルツハイマー)を引き起こしたりします。
7時間未満の人は、8時間眠る人にくらべ1.6倍〜1.7倍の発症率だといいます。
心筋梗塞に至っては2倍といいます。そのほかにも注意力欠如による交通事故がわかっています。
問題は能力の低下を自覚できないことです。
まだまだどのような病気になるのか、不明点があり、現在も研究が続いています。
はっきり言えることは「睡眠」は休息でなく、もっとポジティブな健康法だとわかっています。
睡眠の質はもちろんですが、7〜8時間の睡眠時間も重要です。
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