マトリックス ワークブック|レザレクションズの先のマトリックス

マトリックス真実の先 マトリックスワークブック
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こんにちは、いきいきゴエスNaoman-Minoruです。
ハーバード大学の報告で示されたように、一日の半分以上をマトリックスで生きている方に、脱出方法をご提案します。

黙食大好き、一人旅最高、孤独が大好きな人でも、実際に人はひとりでは生きていけません。自分の関知しない因果の連鎖の影響を受けずに暮らせないのです。人は繋がっているからシンクロニシティも現実に起こっています。
ここでは真実の先にあるデジャブ『思い込みから人に対する構えを作り、認知さらに人生脚本を作る4つのプラグから一本のプラグを選択して、生きている仮想世界のシステムから脱出する方法を探ります。』それは影響を最小限にする方法にもなります。

  • 現実世界に生きる時間の使い方を示した事例
  • 脳の使い方、使われ方の実際
  • 私たちが実際に体験しているマトリックス
  • 言葉で創られているマトリックス
  • 人生脚本を創っている4つのプラグ
  • 白うさぎは逆算で追え
  • 仮想世界を作る10種類の認知

福井県に永平寺を開かれた曹洞宗の開祖、道元禅師は、「自己の心身、他己の心身をして脱落(とうらく)せしむるなり。」と説き、やがて遥か海を渡りアメリカに禅を広めました。GAFAの立役者のひとり、スティーブ・ジョブズ氏に大きな影響を与え、禅の思想はiPhoneのデザインに活かされました。脳の1日の時間の使い方は、有名な言葉となり実践されました。
スティーブ・ジョブス氏の言葉は、マトリックスからの脱出を表現した具体的な例です。

仮想から現実へ、さわやか逆転人生を今日から始めませんか。

マトリックスからの脱出

脳の使い方でマトリックスを脱出する

上の画像のハーバード大学の報告は説明はこちら(『マトリックスに学ぶ「仮想世界に住んでいる事実」』)で説明しています。
『マトリックス』は、ひとことで言うと、紀元前4世紀の巨人プラトンの哲学「洞窟の比喩(イデア論)」を近代的な映像に仕上げたものです。プラトンは師匠であるギリシャ哲学の祖ソクラテスフィロソフィー(愛智:philosophy)つまり哲学からイデア論を想起しました。

映画『マトリックス』で描いている「仮想世界」の元ネタである『洞窟の比喩』は、古代ギリシアの哲学者プラトンが自身の著作『国家』にて、「イデア論」を説明する際にした思考実験だとお話しました。

仮想世界から脱出に、もう一度おさらいをしておきます。

「イデア論」は、あらゆるものの「本質」はこの世の中にはない。この世とは違うイデア界に存在しているという考え方です。
イデア論とは、「本当にこの世に実在するのはイデアであって、私たちが日常的に体験している世界はイデアを鏡映しにした偽物の世界である」という考え方です。

ソクラテス、孔子、釈迦、イエス・キリストら四聖人の一人、ブッダ(釈迦)が唱えた「五蘊皆空(ごうんかいくう)」さらには「西遊記」で三蔵法師がインドから持ち帰った経典「唯識(ゆいしき)」、唯識から発展した「般若心経」に通じます。般若心経は宗派を超えたお経として日本国中の家庭に広まっています。唯識とは唯識という文字から連想できるように、ただ識(八識)のみが実在しているという教えです。

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あらすじ解析

私たちの「マトリックス」

唯識
八識とは、表層心(=顕在意識)にある5つの前意識(眼識、耳織、鼻織、舌織、身織)と意識。さらに深層心(=潜在意識)にある末那識と阿頼耶識の2つを足して8つの識のことです。

  1. 眼識(げんしき、視覚)
  2. 耳識(にしき、聴覚)
  3. 鼻識(びしき、嗅覚)
  4. 舌識(ぜつしき、味覚)
  5. 身識(しんしき、触覚など)
    これらを総称して「前五識」と呼びます。
  6. 意識、六番目なので「第六意識」と呼ぶことがあります。
    前五識と意識を合わせて六識または現行(げんぎょう)といいます。
  7. 末那識(まなしき)と呼ばれる潜在意識があります。
    寝てもさめても自分に執着し続ける心と位置づけされています。
    熟睡中、意識の作用は停止しますが、末那識はその間も活動し、自己に執着するといいます。
  8. さらにその下に阿頼耶識(あらやしき, ālaya-vijñāna)という根本の識があります。
    阿頼耶識が前五識・意識・末那識を生み出し、さらに身体を生み出し、他の識と相互作用して我々が「世界」と呼ぶものを生み出しているとされています。

唯識論では、自己と自己を取り巻く自然界の全存在は自己の根底の心である阿頼耶識が知らしめたもの、変現したもの、とします。

阿頼耶とは、蔵(貯蔵庫)のことで、歳月と共にどんどん貯えられていきます。次第に自動思考の原動力となります。一般に高齢者が頑固なのは自動思考のせいです。

自動思考の事例は車の運転がわかりやすいですね。免許取り立ての頃は慎重に運転したと思いますが、慣れてくると他のことを考えながら、車の運転は「自動思考」に委ねています。蔵に貯め込んだ経験のなせる技です。

さて問題は深層心にある2つの蔵、末那識と阿頼耶識で起こります。
これらは現実ではなく、経験による思い込みという仮想が基礎になっています。

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あらすじ解析

言葉で「現実」を投影している

descartes

キリスト教の凋落を動機に学の立て直しを計ったデカルトの言葉「我思う故に我在り」です。「我思う=我あり」と仮定すると、それが真であることを、第三者による検証や論理的な思考によって証明することはできません。結局のところ、「絶対確実な真理の存在について考えている自分は確かに存在する」といっても、それを証明できる者は自分以外にいないのです。

これを「唯識」では「りんごというからりんごがある」としています。「私」も同じです。
「唯識」では言葉によって作られただけで実体はないとしたのです。
さらに「私」と「あなた」と言葉で分別するから対立が生じ、執着が起こると戒めたのです。

言葉が支配するマトリックス

ネオは、マトリックスと現実の世界の間で、サティーという少女の父親とラーマー・カンドラに遭遇します。愛は感情だというネオに対して、ラーマーは「愛はただの言葉だ」といいます。星の王子さまに言わせたら「言葉は匂いのようなもの」です。
唯識の思想でも同じで実体のない「言葉」が人間の偉大と悲惨に深く関与していると説きます。


言葉が持つ意味を考えることは言語学や記号論を指向することではなく、人間そのものの構造を考えることになります。人間の心そのものが、すでに「言葉」の構造によって支配されてしまっているのです。

つまり私たち人間が暮らす仮想世界では心は「言葉」そのものになってしまっているのです。この点にも注意しないと物事を理解するのにやたら論理的になってしまい全体を感覚的のとらえる能力が低下してしまう傾向があります。実際には全体を感覚的に把握する必要にあり、実際に把握しているにもかかわらず見失ってしまうことになりかねないので注意したいですね。

ネオ:愛は人間の感情だ。
ラーマ:ただの言葉です。
ラーマ:大切なのは言葉が表す関係です。

「言葉」で私たちは「言葉」で考え、それが日常に作用しますが、夢のなかでも言葉で考えるので実際には表層の言葉より深層のまだ明確になっていない言葉で支えられています。言葉を通さない純粋な生などはないと否定されるかも知れませんが、他者が考えるよりも先に他者の考えることが察知できるなど、自然を超えた曖昧な自然を感じた体験された方も少なくないのではないでしょうか。

人生で本当に、大切なことは「言葉」に言い表せないことだけす。言葉に置き換えられるようなことは、どうでもいいのです。

映画『マトリックス』で預言者オラクルが果たす役割は、幼子だった自分自身のなかにすでにあるのです。その曖昧を信じることを肯定するも否定するも、より良い人生を目的にしたそれぞれの選択です。

設計者と預言者

人生脚本を作っている4つのプラグ

培養される人類

イデア
は、「物事の本来あるべき姿」「永遠の真理」をさす言葉です。
プラトンは善のイデア、つまり「善そのもの」を目指すことが重要であると説きました。
それがプラトンのイデア論です。
人工知能の立場で考えると、自分たちのエゴのために核爆弾を使用した人類は許せない存在で、「善そのもの」を実践させるためにエネルギーの供給源にしたと言えなくもありません。

『マトリックス』では人工知能が学習をして「自我」を持ったことに支配の因果があります。
阿頼耶識も自我のありようで、善を溜め込むか、悪を溜め込むか、溜め込む思いの違いの違いが出ます。
赤ちゃんは胎内にいるときから、安心・安全な育ち方を体験すると肯定感の源となる「善」を強く感じ、その後も「善」の体験を溜め込もうとします。

逆に不安・不愉快を多く体験するとネガティブな体験から否定感の源である「悪」を溜め込みます。その結果、感覚によって自身を含む人に対する構えができあがります。
構えは認知という具体的な精神的支柱になります。これが肯定感・否定感の源です。

言葉がわかるようになると言葉でコミュニケーションしますが、幼子はすでに、言葉より先に感覚で「善と悪」の見極めて4つのプラグからひとつを選択しているのです。

人に対する構えを作り、認知さらに人生脚本を作る4つのプラグがあります。
あなたはどのプラグを自分に挿していますか?

・自他肯定(私はOK,あなたもOK)
・自己肯定・他者否定(私はOK,あなたはNO)
・自己否定・他者肯定(私はNO,あなたはOK)
・自他否定(私はNO,あなたもNO)

もうお気付きのように、自他肯定の構えで暮らすとポジティブな人生脚本が自分のライフスタイルになります。このスタイルが、自分を信じ他者の善を信じて、生きることになるので「現実世界」に暮らすことになります。否定が混ざった価値観で世界を見ると末那識(自己執着心)に束縛されているので「脳天気」に思えます。

(実際はそうではありません)ネオ、モーフィアス、トリニティーたちが善を信じたように、信じることは方向性であり、道そのものの入口に立つことなのです。私たちの行いは何事も円環を描きます。それはこの世界がすべて円環だからです。宇宙の真理なのです。末那識(自己執着心)を育てるのも阿頼耶識のあり方によるものです。

否定が混ざる構えは、認識が歪んだ思い込みの上に立っているので、認識も歪んでしまいます。歪んだ認識で暮らすことは「仮想世界」に暮らすことになります。
まずは歪みを正すことが急がれますので、歪みを知る必要があります。
歪みは、「白うさぎ」となって不全感を自身に伝えます。

白うさぎを追え

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あらすじ解析

白うさぎは逆算で追え

認知とは「その人の物事の考え方、事実のとらえ方」のことです。
認知が歪んでいると、うれしいことでも悲しくとらえてしまう。仮想を現実だと思い込むのに似ています。

ネオの場合、十分に機能していない不全感を感じていたことを、モーフィアスに知られることでマトリックスのなかからピックアップされ「ウサギを追え」というメッセージを受け取りました。ネオが素晴らしいのは、信じて、すぐに実践したことです。

『マトリックスリローデッド』でわかるように設計者アーキテクトの手のひらで動いていたことでしたが、実は私たちも「因果関係(=原因があって結果がある)」の連鎖で動いています。関係ないように見えても、他者の因果の縁で、自分に因果が起こるのです。人生を主体的しようとするなら、すべて逆算で行動するのが最適なようです。
つまり結果がすでに起こったように行動するのです。

白うさぎ

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あらすじ解析

仮想世界と繋いでいる10種類の認知の歪み

プラグを外せ

デビッド・D・バーンズによると認知の歪み(Cognitive distortion)とは誇張的で非合理的な思考パターン(irrational thought pattern)で以下の10種類のパターンが存在すると提唱しています。

  1. 全か無か思考(all-or-nothing thinking)
  2. 過度の一般化(overgeneralization)
  3. 心のフィルター(mental flitar)
  4. マイナス化思考(disqualifying the positive)
  5. 結論への飛躍(jumping to conclusions)
  6. 拡大解釈と過小評価(magnification and minimization)
  7. 感情的決め付け(emotional reasoning)
  8. すべき思考(should statements)
  9. レッテル貼り(labeling and mislabeling)
  10. 誤った自己責任化/個人化(personalization)

これらの基礎になっているのが「自己執着心」です。マトリック的に言えば人工知能の立場で考えると、自分たちのエゴのために核爆弾を使用した人類は悪そのもので、「善そのもの」を実践させるためにエネルギーの供給源にしたと言えなくもありません。▶︎マトリックス』のエージェント・スミスの次のセリフの注目してください。

スミス:「人類の分類を試みていた時だった。人類は哺乳類ではないことに気づいたのだ。すべてのこの星の哺乳類は、無意識に周囲の環境と調和を取って発展してきた。だが、人類は違う。ある地域に移動すると、人類は自然の資源を使い尽くすまで増殖する。そして、生息地域を広げることで生き延びてきた。同じような生きる有機体が、この地球上にももう1種類いる。わかるかね?ウィルスだよ。人類は病気なのだよ。この星のがんだ。君たちはペストで、我々が治療するんだ」
エージェント・スミス

このページ『マトリックス レザレクションズ公開直前|真実の先』は現在製作中です。

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あらすじ解析

哲学編

あらすじ編

まとめ

マトリックス完全解析

映画『マトリックス(1999)』が映し出した仮想世界は、もしかしたら自分が暮らしている世界もマトリックスではないのか?という疑念を生み出しました。それは道理です。
私たちは一人一宇宙に生きています。そこからは誰も出ることもできず、誰も入ることはできないのです。だから誰もこれが現実だと実証できないのです。

プラトンが言ったように「我思う、ゆえに我あり」の不確実な宇宙に生きています。善を生きることは打てば響く世界を求めるが故の確実さを求める証しなのです。
マトリックス/レボリューションズ』でプラットホームに迷いこんだネオはいいます。「自分でここに来たんだ。出られるはずだ。」さあ、白うさぎを逆算で追いかけましょう。

マトリックス ワークブック|マトリックス完全解析
映画『マトリックス』が20年を過ぎても、まったく色褪せないのはCGでないこと以上に、無駄なシーンが一切ない尻尾の先まで上質の餡子がぎっしりつまったアクセル全開の傑作だからです。なかでも、預言者オラクルとの出会いのシーンが重要なシーンと言われていますが。オラクルは「選択」を作り出すことにより人間の曖昧さ(=心)を追求する役割を担っています。選択の基準は「信じること」です。
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マトリックス ワークブック|リローデッド完全解析
映画『マトリックス』は、「選択」と「信じる」ということが大きなテーマですが、『マトリックスリローデッド』にも引き継がれています。オラクルの登場シーンにはもっとも核心的な会話が展開されるので注目です。{マトリックス・レザクションズ}に、どう引き継がれているか楽しみですね。
マトリックス ワークブック|マトリックス レボリューションズ解析
映画『マトリックスレボリューションズ』は、『マトリックス』から続く、先進的な映像が売りの映画ですが、実は「選択」と「信じる」という普遍的、アナログ的なテーマが売りの映画です。 CGに命を与えたのは「選択」と「信じる」というワードでした。
映画『マトリックス レザレクションズ』本予告 2021年12月17日(金)公開

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あらすじ解析

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