快眠は脳を整理整頓すると言われています。
眠っている間に行われる脳内の整理・整頓・清掃とは、慣れたことばかりしている脳の中を整理して、新しい刺激に反応する脳を作ることだといいます。
睡眠と併せて新しい刺激は、新しい思考回路を作る
新しい刺激に反応する脳を作ると老化防止になります。
小さい時から高齢者になっても脳の回路はほぼ同じで同じことばかりしています。そう思いませんか?言うこと、することは幼い時と違うようでも思考回路は同じですよね。
脳に良いということは次から次に出てきます。脳のドリルもそのひとつ。これも最近の研究では、効果はないとするレポートが多いようです。
脳に良いとされているのが、マインドフルネス。そのなかでも歩くことが奨励されています。身体を動かすことはなんでも良くて脚の筋トレ、ジョギングからランニング、エアロビクスなど様々なものを有効とするレポートが多く自治体も医療費減少に力を入れています。
その効果は想像以上に大きいようです。さらに新しい体験を重ねることは脳を活性化すると言われています。
ノルディックウォーキング
出典 https://ando-sports.co.jp/info/event/2015/156/
禅の教えもそうですが、ひたすら続けること。なにごとも継続が重要です。
過激な運動は続きませんが、ノルディックウォーキングなら継続しやすくお勧めです。
とにかく歩くことを増やして、65歳以上で週3回以上、1日30分以上歩く努力が必要です。
1日15分以上のウォーキング、サイクリング、水中歩行、筋トレをしていた人の認知症発症率が60%まで軽減できるという報告もあります。
なぜ、運動がアルツハイマー型認知症に効果的なのか
出典 https://ninchisho-online.com/dementia/symptom/
なぜ、運動がアルツハイマー型認知症に効果的なのか、その理由も解ってきています。
運動によって脳の中のゴミのような物質、アルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイド前駆体蛋白質の沈着を低下させることができるからです。
高齢者の海馬は、何もしなければ1 年間で約1% 程度縮んでいくと言われています。それが運動によって逆に約2% 増大、さらに様々な脳内物質も増えることが報告されています。
運動で1~2 年の若返りが可能になるという計算です。
運動でBDNF、セロトニンが増える
脳内物質では、なかでも有名なのがBDNF( 脳由来神経栄養因子)の増加です。BDNFは、BDNF遺伝子から生成される蛋白質で、神経細胞の細胞分裂を活性化し、新しい神経細胞を作り出す元と言われています。
また、運動により脳内のセロトニンが増えます。
セロトニンは、精神の安定や睡眠に深く関わっている神経伝達物質です。
セロトニンが不足すると、ネガティブな思考になったり、内臓の働きや代謝が下がったりするため、心身の安定のためには不足しないように分泌させることが重要です。
セロトニンが増えることで精神の安定性を生み出し、前向きになり、うつ病にかかりにくくなります。
メラトニンで快眠サイクル
日中に分泌されたセロトニンは、夜になると睡眠ホルモン・メラトニンになります。
セロトニンの分泌が十分だと、その分、メラトニンもスムーズに生成されて、快眠につながります。
快眠につながると翌朝の目覚めもよく、モチベーションも高くなるので、運動への意欲も高まります。
アルツハイマー予防だけでなく、運動から始まる好循環な毎日によって若返りを体感できます。
まとめ
運動は心地よい疲れになり、しかもメラトニンが増えるので、入眠しやすくなります。
ぐっすり眠れるので。睡眠の質も高くなります。
サイクル化することで、健康が促進されます。
なにもありません。ただ歩くだけで改善させるのです。
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