四諦と八正道

マインドフルネス こころデザイン

ファイナンシャルプランに良い動機が機能していると楽しくファイナンシャルプランに取り組むことができます。

動機(モチベーション)になるのがライププランの元にあるライフデザインです。
ライフデザインは無意識に「四諦(したい)」と直結しています。

「四諦」もライフプランもすてきにするのがマインドフルネスの生みの親である普遍的なトレーニングプランである「八正道」です。

ライフデザインは感覚的なものなのでビジュアルに影響されやすくコマーシャルベースになりがちですがスマートな人はライフデザインは「あり方」だと気づいておられます。

お釈迦さまの最初の教えである「四諦(したい)」は、真理のひとつ「一切皆苦=人生は思いどおりにならない」が基礎になっています。

四諦は「結果」なので、原因を良い原因にすることで、結果もよくなり連鎖していきます。
連鎖することで、私たちすべての人も物も繋がっていきます。

そのもっとも原始的な「原因」として置くべきが「八正道」です。

四諦(したい)

正業(しょうごう)
四諦とは次の四つの諦です。
  • 「人生は思いどおりにならない苦」=苦諦(くたい)
  • 「苦の原因は煩悩によって生まれる = 集諦(じったい)
  • 「苦( 煩悩) を消滅させれば安らかになる = 滅諦(めったい)
  • 「安らかな境地(涅槃) となるための実践の道がある = 道諦(どうたい)

四諦は真理(=本当のこと)ですが、結果であって、結果を生み出す原因に間違いがないと「滅諦(めったい)」「道諦(どうたい)」を現実にします。

「四諦」に入るトレーニングのことを八正道と言います。
「四諦」と「八正道」はひとつの宇宙と言えます。

八正道は、8つの正しい道。実践する修行(トレーニング)だと言うと、苦行・難行を想像するかもしれませんが、そんなに難しいことではありません、(人によって違いがありますが)

私たちが日ごろから気をつけたいこと、心がけようと思っていることも当てはまりますし、瞑想、ウォーキング、ストレッチ、ヨガにトライするのと同じように、毎日、地道に、コツコツ、少しずつ実践していくと良いのです。

八正道

「原因=結果」です。どんな結果もあなたが作った結果ではありません。
あなたひとりではできないのです。
あなたとなにかの縁起が生んだもの。

「四諦」が結果なら「原因」があります。
その原因に「あなたと八正道」という縁起をはめこむと「あなたの四諦」になります。

マインドフルネスな縁起であればあるほど、満ち足りた四諦を引き寄せるはずです。

マインドフルネスとは、過去、未来、他者、自然に畏敬の念を持ち、自分が唯一、主体的に取り組める「いまここ」を真理(一切皆苦、諸行無常、諸行無我、涅槃静寂)と共に、たった一度の人生に注意深く寄り添い深く生きて・・・・「八正道」に注意深く寄り添うほど、「あ〜面白かった」言えるようになるはずです。

八正道(はっしょうどう)とは、」以下の8つです。

  1. 正見(しょうけん)
  2. 正思惟(しょうしゆい)
  3. 正語(しょうご)
  4. 正業(しょうごう)
  5. 正命(しょうみょう)
  6. 正精進(しょうしょうじん)
  7. 正念(しょうねん)
  8. 正定(しょうじょう)

八正道すべてに共通の「正」の語を含んでいますが、「正」の意味するところは、有か無か、善か悪か、苦か楽か、といった極端な考えに 偏(かたよ)った二分法的思考ではありません。逆に二分法的思考を戒めています。

二分法的思考とは簡単に言うと白か黒、プラスとマイナス、優か劣、善か悪という二つのどちらかという考え方のもので、これを完璧主義に照らし合わせると、自らが望む状況であればOKだが、自らが考えてる通りに物事が進まなかったり、OKと思える状況でなくなるとNOと評価してしまいます。つまり完璧である場合のみ肯定できて、それ以外は否定。
そして些細なマイナスがあれば、過度にイライラしたり全否定してしまいます。

  • 完璧と高みをめざすことは全く違うことです
  • 高い次元にあることと完璧である事は全く別物です
  • 完璧をめざす事と完璧でなければ全否定する事は、同じ線上にある考えではありません
  • 完璧をめざし事と完璧でなければ無意味だと考えるのは、同じ線上にある考えではありません

仏教に二分法的思考はありません。
「中道」の思想がここにも息づいています。

では、八正道を次の順に説明していきます。

  1. 正見(しょうけん)
  2. 正思惟(しょうしゆい)
  3. 正語(しょうご)
  4. 正業(しょうごう)
  5. 正命(しょうみょう)
  6. 正精進(しょうしょうじん)
  7. 正念(しょうねん)
  8. 正定(しょうじょう)

正見(しょうけん)

正見

八正道の最初は「正見」です。

八正道には、八つの項目がありますが、全部縁起で繋がっています。つまり「円相」を描いています。きれいな円を描けるのは、それぞれのレベルが標準化されるからです。

「正見」は物事を正しく見ること、お釈迦さまが説かれるとおり、物事をありのままに見つめるのです。

ただ見えているものを正しく見るのと、見えないものまで含んで正しく見るのでは、「ありのまま」のありようが変わります。これがいわゆる修行(トレーニング)です。

仏教だからの特別な話ではなく、たとえば、すべてのスポーツにも通じることです。

だから面白いのですね。そこに、あなただけの「宇宙」を感じるでしょう。

この宇宙こそ、あなたそのものであり、エネルギーです。
縁起で繋がっている八正道があなたの核心であって、宇宙を感じるなら、隣にいる人もその人の宇宙にいます。

こうして一人一宇宙が繋がって大宇宙を形成しています。

「あなたのひとり会社」を大宇宙に繋ぐ手段が「八正道」にありますので、注意深く見つけてくださいね。

 

正思(しょうし)

シフトワーカー

その次は「正思」です。「 正思惟(しゆい)」ともいいます。

正見(=物事を正しく見ること)によって、正思(=客観的に)します。
主観をはさまずに、しっかりと正しく考えるのです。

先にも述べたように、お釈迦様の教えはすべて「二分法的思考」正しいか、悪いか。右か左か。白か黒か。といった極端を避けた中道の思想が基準です。

「正思(正思惟)」とは、いま自分を取り巻いている諸般の状況を冷静に見て聞いて知り、適切な判断を下す意味だとお考えください。

見えていないこと、聞こえていない声までを思いの中に入れて、正しい考えをすること。
つまり、自分のことだけではなく、相手の立場や相手の幸せを考えてバランスのとれた中道(Win-Win)の考えをすることです

そのような人には多くの人々が集まって場も明るくなり、何か困ったことがあっても手を貸してくれることでしょう。このように相手の立場も考え、お互いが活かし活かされる共通の思いが正思の最低条件となります。

正語(しょうご)

正語

3つ目は「正語(しょうご)」です。

正見によって正しい言葉を語ることです。
「口の中に両刃の斧がある」・・・言葉は使い方で自分も相手も傷つけるという意味です。

お釈迦様は、まず自分がどうなのかも含めて次のように説かれたと言われています。

  • 耳触りが悪い、事実ではない、聴く人の役にも立たない言葉は語りません。
  • 耳触りがよいが、事実ではない、聴く人の役にも立たない言葉は語りません。
  • 耳触りが悪いが、事実です。しかし相手の役に立たないならば、語りません。
  • 耳触りがよく、事実でもある。しかし相手の役に立たないならば、語りません。
  • 耳触りが悪いが、事実です。そして聴いたならば相手の役に立ちます。
    そのような言葉を時と場合を見計らって語ります。
  • 耳触りがよく事実です。聴く相手の役に立ちます。そのような言葉を時と場合を見計らって語ります。

ウソをついたり、無駄なおしゃべりをしたり、他人を傷つけることは言わないようにします。

聴く相手がよい気持になるか、気分が悪くなるかが基準ではなく、聞きづらくても、人の役に立つ言葉を時と場合を見て語るのです。

しかし、人の役に立つからといって、事実ではない言葉は決して語りません。

お釈迦様の基準に「嘘も方便」はありません。受け手の役に立つか否かを絶対的な基準なのです。

正業(しょうごう)

 

正語(しょうご)

 

4つ目は「正業」です。
正見によって身体的行為を正しくすることを「正業」と呼ばれます。

仏陀が説かれた世俗の人々の守るべき十の戒め(十善戒)の中に、三つの戒めがあります。

  • 殺生を行うなかれ(不殺生)
  • 盗むなかれ(不偸盗)
  • 男女の道を乱すなかれ(不邪淫)

命ある生きものを殺したり、他人のモノを盗んだり、みだらな行為をしない三つの徳目の実践です。

これらは、身体的行為のなかで、この三つが人間を苦に誘う最大の要因と考えられたからです。
次の「正命」とも繋がっています。

正命(しょうみょう)

正命(しょうみょう)

八正道の5つ目は「正命(しょうみょう)」です。

正命とは、正見によって、正しくて健全な生活を送ること。

つまり正しい手段で、衣・食・住の糧を得ることです。

人間は欲深いので、報酬の高い仕事に惹かれます。
より簡単でより高い金額が手に入る方法を選ぶのです。

でも、このような生き方は正命にはなりません。
正命を見極めるために正見で法(真理)を基準にします。

  • 生計を立てる目的で殺生はしない。
  • 生計を立てる目的で与えらていないものを取らない。
  • 生計を立てる目的で邪淫をしない。

自ずと答えは見つかります。
人を助ける、人のためになる行為のみが、正命(正しい仕事)になります。

「収入を得る目的で人のためになる行為をする」という正見で、仕事を選ぶことが正命です。

正精進(しょうしようじん)

正精進(しょうしようじん)

6番目は「正精進」です。

「正精進」は正見によって正しい努力を続けることです。

  • いままでに犯していない悪は、これからも犯さないように努力する
  • いま過ちを犯している場合は、これから完全に止める努力する
  • まだ行ったことのない善い行為を、これから行ってみようと努力する
  • いま行っている善い行為を、完成させようと努力する

感情の僕(しもべ)になるのではなく、自分が主となって弱い自分を強くしていくこと
つまり正見によって、精進を正しい精進にするのです。

正念(しょうねん)

正念(しょうねん)

7つ目は「正念」です。

これまでの6つの実践にもとづいて、お釈迦さまの教えを正しく心で念じます。

真実への思いを深めて念じます。マインドフルネスです。

正定(しょうじよう)

正定(しょうじよう)

最後は「正定(しょうじよう)」です。
定とは精神集中する瞑想のことで、禅定のことを言います。

八正道で説かれた行いを積極的に行い、戒を身に付けることで、自分を調整すれば、おのずと健全な肉体と精神が得られます。

その結果、至り着く正しい精神統一の状態が正定です。

正見や正念に即して、正しいマインドフルネス瞑想を行なうことでもありますが、あなたにはどう映りますか。「内心ワクワクして楽しくて仕方がない」状況が浮かぶでしょうか

以上、8つの正しい行ないを実践することが、知恵を磨いて、心を安らかにします。

八正道は、私たちが毎日の暮らしの中で実践できるトレーニングです。

躍る気持ちを壊す人にあったら

躍る気持ちを壊す人にあったら

 

「内心ワクワクして楽しくて仕方がない」躍る気持ちを壊す人にあったら、あなたはどうしますか。
意気消沈ですね。

快にこだわっていると意気消沈してしまいます。

なので期待が大きいほどこだわりも、快感も大きくなり、煩悩も大きくなるのです。

仮に満たされると、「諸行無常」の真理にあるように、かならず変化は起こって消えてしまい、また「内心ワクワクして楽しくて仕方がない」躍る気持ちを求めてしまいます。

これではエンドレスに欲求不満になります。

マインドフルネスを思い出して「いまここ」に立ち返ります。

 

マインドフルネスとは、過去、未来、他者、自然に畏敬の念を持ち、自分が唯一、主体的に取り組める「いまここ」を真理(一切皆苦、諸行無常、諸行無我、涅槃静寂)と共に、たった一度の人生に注意深く寄り添い深く生きて、「あ〜面白かった」と「あなただけの円相」を大空に書き残し去っていくプロセスを楽しむあり方です。

まとめ

ファイナンシャルプランはライププランと深く関係してライフプランの元になるのがライフデザインです。
素敵なライフデザインがあれば、ライププランにも反映され、ファイナンシャルプラン二ングのモチベーションになります。素敵な暮らしに欠かせませんよね。

その基本が「四諦」と「八正道」です。

八正道すべてに共通の「正」の語を含んでいますが、「正」の意味するところは、有か無か、善か悪か、苦か楽か、といった極端な考えに 偏(かたよ)った二分法的思考ではありません。逆に二分法的思考を戒めています。

しかも「八正道」には、八つの項目がありますが、全部縁起で繋がっています。つまり「円相」を描いています。きれいな円を描けるのは、それぞれのレベルが標準化されるからです。

ライフプランを設計します。

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