小さな「日々是好日」をテコにしてシステム思考する

くらしデザイン
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こんにちは、人生200年時代のマインドフルネスなライフデザイナー、ゲンキポリタン,Naoman-Minoruです。

ライフデザインとは、いま、将来、どんな人生200年ライフを送りたいか・・・
自分の価値観やあり方に基づいた構想(=デザイン)のこと。

イメージなので漠然としていますが、メンタルモデル、ビジョン、動機になるので重要です。
なにをする“Do”にしても、あり方“Be”が自分らしくなければ不協和音がします。

日々是好日

「日々是好日」は禅語のひとつです。

こだわり、とらわれをさっぱり捨て切って、その日一日をただあるがままに生きる、凛とした日。
自分流に言うなら物語のある日。
いろいろゴチャゴチャはあるけど、人生の一ページという物語になる日は少ない。

ならば自分で作ってしまう。
あるがままを大切に生きるなら、物語があるべきだと思います。

さて、コーヒー代と、晩ごはん代を浮かして、長距離バス代に回して、誕生日にコーヒー豆を買い出しに行く。出雲大社で作った縁のある豆で当分は暮らせます。

物語のない豆を買って暮らすより、物語のある豆はきっと何倍も美味しくて、飲むたびに物語を体感する。その日のための準備がまた大変だけど、それも楽しみです。

物語は、気分の赴くまま、ノートにしたためます。

物語帳は日記帳とは違います。ひとつの物語から、新しい物語が生まれて、紡いでいくと人生の本流に流れ込んでいきます。

認知の歪み。メンタルモデル

人は1.5歳までに人間関係のあり方を決めているといいます。

人間関係といっても、1.5歳では、いちばん重要な人との関係しかありません。
お母さんやお父さん、特に母親はライフラインそのもです。

思うように保護されているかどうか、は命がけの問題です。

この関係性が成人すると、顕在化します。
心理的に親密でない人との間では、ほとんど問題になることはありません。
距離が近くなるほど複雑になります。大きく歪んでしまいます。

母親と彼氏は全く別人ですが、絶対にいてほしいという点では、同じです。
そこで1.5歳までの母親との関係性が影響します。

たっぷり愛されて、抱きしめられて、困ったときには、すぐに飛んで来てくれてケアしてくれた経験は、信頼感となります。

一方ネグレストされて育った場合には、「自分が必要とする人には無視される」という認知をしてしまうので、不安と恐怖で、いつか来る日を待つよりも、無視されるようなことを自ら繰り返し仕掛けます。

相手は最初は我慢していますが、延々と繰り返されると、流石に嫌になり、無視されます。

この状態はシングルループです、

脱・直線思考

自分が必要とする人には無視される」「自分が必要とする人には見捨てられる」という思い込み、決めつけが、「白か黒か」の二分化思考に走らせます。

本来は、お互いを思いやり、柔らかいコミュニケーションを重ねて信頼関係を築くものですが、いきなり「答え」を求めます。白か黒か」と迫られて「白です」と言ってもても素材にペイントしたような状態なので、繰り返し問いかけても、メッキじゃないのかと猜疑心は拭えません。

これは思考が直線思考、ワンパターンになっている解りやすい例です。

思考はひとつの癖」なのです。

思考は癖か?

上の事例にように思考のパターンが決まっている人がいます。

ライフプランを破壊する「認知の歪み」10の事例
認知とは「その人の物事の考え方、事実のとらえ方」のことです。認知が歪んでいると、うれしいことでも悲しくとらえてしまう。それだけではありません。より深刻なのは、自分の捉え方が正しいと信じてしまうので、単純なことが複雑になります。認知の歪みは、

「原因=結果」ですが、結果のすぐそばに「原因」を自ら置きに行ってるようなようなものです。

「僕は違う結果を求めているから、そんなもの(原因)を近くに置かないでください」と言っても、聞かずに、これでもかと言わんばかりに置くのです。

「原因=結果」ですが、実際には、それほどダイレクトに原因と結果は繋がっていません。

システム思考のツール、曼荼羅

それをイメージで教えてくれたのが、西暦800年、中国より真言密教をもたらした空海です。弘法大師の諡号で知られる真言宗の開祖、空海は、曼荼羅を持ち帰りました。

曼荼羅はいまでも正確には解析されていませんが、ゲンキポリタン,Naoman-Minoruは断言しています。

これは原因=結果の繰り返しを描いたもので、もっとも近い結果の原因は、すぐそばにはないことを示した図なのです。

 

空海が持ち帰った「密教」は。ツールはたくさんあるが、経典がないと言われます。空海も口伝で教えを乞いました。なので最澄が教えてくれと頼んだときも、空海は拒否しています。

皆さんもイメージでつかんでください。
目の前の問題を近ずいて見るのではなく俯瞰してみてください。

本当の原因は、なにか?

幼児が、自分は親に愛されなかったと感じるは、俯瞰する能力がないからです。
自分に原因があるのではなく。母親に幼児が求めるように愛せない原因があったのです。

やっぱり。日々是好日、

直線思考をしないためにも、こだわり、とらわれをさっぱり捨て切って、その日一日をただあるがままに生きる、凛とした「日々是好日」をルーティンにように愉しむようにしましょう。

物語のある日を作って過ごすようにしましょう。物語にふさわしい人は、たくさんいます。

お金のためにいやいや働いている人もいれば、楽しい感情を自ら生み出すように働いている人もいます。いい風が吹いている場所に立てば、いい体験ができます。

小さな「日々是好日」をテコにして、メンタルモデルと200年ライフを大きく動かします。
自分が良い要素を作り出せば、いい結果を引き寄せます。

まとめ

  • 原因=結果だが、結果のそばに原因があるとは限りません
  • 原因(=要素)は、曼荼羅に示されたように、結果から遠くにある場合がほとんど。
  • 「日々是好日」をルーティンワークにしましょう。
  • 自分の物語を実践して物語帳に記録することを物語の一部にする
  • 良い要因をたくさん作ればメンタルモデルも強くなります。
  • 小さな「日々是好日」をテコにして、メンタルモデルと200年ライフを大きく動かします。