睡眠は脳機能の問題、だから睡眠で人生が変わる

[st-kaiwa2]眠ることが脳にとって、いかに大事なのか、解ってきたよ[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]そうね、脳は勝手に働くし、身体中に指示も出しているわね[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa3]TVなんか見てないで、しっかり眠らないとね[/st-kaiwa3]

あまりにも身近すぎて考えない「眠る」ということ

私たちは自然に身につけた力で毎日、覚醒と睡眠を繰り返しています。

あまりにも自然にやってのけているので、いつまでも続く気さえしています。

しかし覚醒しなくなることと、死ぬことは全く別のことです。

あまりにも身近な現象であり、誰にも教わっていないのに、健常者が歩くことについて考えずに歩いています。
同じく睡眠についても深く考える機会は少ないかもしれませんね。

しかし、睡眠とともに、夢をみたり、金縛りにあったり、することを説明もできません。
メカニズムを知ったところで、「ふ～ん、そういうことか」と聞くだけにおわってしまいます。

しかし睡眠の問題は脳機能の問題なのです。だから意識を強くもった攻める睡眠が重要なのです。

睡眠は脳機能の問題

眠りに関する現象を少し掘り下げるだけで、「脳」や「意識」がしていることを知ることができます。
さらにそこから「生き方」の問題に届くことが見えてきて驚愕します。

私たちは自分の行動を自分でコントロールしている錯覚をしながら生きています。

だから意志の力を過度に信じる傾向があります。
ネガティブな考え方よりポジティブの方がうまくいくと誰もが口を揃えて言います。

しかし、実際には私たちの行動を支配しているのは「無意識」です。
そして「無意識」に支配された行動は、眠りの中で鮮やかに映像化されます。

どっちが上なの？レム睡眠とノンレム睡眠

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があります。
記憶に関連しているのはレム睡眠の方で、脳は睡眠中なのに起きているときのようにと活動しています。
なので覚醒しているときにいくら考えても解けなかった問題が寝ている間に解けて目が覚めた瞬間、答えを見つけている場合があります。

無意識の間に考えていたわけです。
同じことは電車に乗ってあれこれ考えているときに、意識していなかったのに、課題の答えが出てきて解けてしまうことがあります。

これらは日常的に無意識でありながら考えていた成果なのです。

レム睡眠とノンレム睡眠の重要性は、長年にわたり議論されてきたことですが、睡眠全体の75%を占め、完全に休息した状態であるノンレム睡眠に軍配が上がりそうな勢いです。
実際にはいまもって解明されていません。

紀元前の古代ローマで解っていた睡眠の力

睡眠と記憶の関係性は、紀元前の昔、古代ローマの思想家、マルクス・ファビウス・クインティリアヌスによって語られています。

「事を行うにあたって、いつから始めようか、などと考えているときには、すでに遅れをとっている。」と名言を遺した人物です。

クインティリアヌスは、
「うまく繰り返すことができなかったことも、翌日に容易にできるようになっている。忘れてしまうことに加担しそうな睡眠記憶を強化しているのだ」と驚いていたのです。

「いつから始めようか」と考える習性も無意識の仕業だったとは、さすがのクインティリアヌスは気づかなかったようですが。

脳を流れている血液には、筋肉や内臓からのメッセージが含まれています。
睡眠と食と運動という当たり前のことをた移設にしてください。

まとめ

自己啓発書を読むと、意識の大事を訴えています。
だから、意識から無意識におとしこむ作業が重要で、どれも同じようなレトリックで説明しています。

無意識におとし込まれた人生観は、いくつのときのことなのか？
すごく気になるテーマです。

私たちは子どもだからわからないと思いがち。
実際には大人が真似できない洞察力を働かせて、自分の周囲のことを知ろうとしています。
そして、最初の人生の決断は生涯の指針になっています。

その年齢は1.5歳だといいます。

取り返しのつかない過ちをしないように大人は気をつけたいですね。