『マトリックス レザレクションズ』ネタバレあらすじ大公開

レザクションズ マトリックスワークブック
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はい、こんにちは。自由なライフデザイン・ライフシフトを応援するいきいきゴエスNaoman-Minoruです。行ってきました!『マトリックス レザレクションズ』慌ててチケットをとったので真っ暗闇にTHE MATRIXの文字が浮かんでいるところから飛び込んだ。
しかもIMAXと思っていたら、スクリーンに向かって絶句。

というわけで、混乱のまま、マトリックスに飛び込みましたが、自分の反応とは逆に映画『マトリックス レザレクションズ』は、今回も絶賛の作品に仕上がっていました。

『マトリックス レザレクションズ』あらすじ①

新作『マトリックス/レボリューションズ』。「あらすじ」一挙公開です。
ネオ/トーマス・アンダーソンやトリニティはどこに?どこから飛び出す?ワクワクは止まりません。

マトリックス/レボリューションズ』で死亡したネオは、機械によって蘇生させられてから長い間マトリックスに繋がれ、ネオの記憶を自作のゲーム「マトリックス」のストーリーだと思い込まされ、トーマス・A・アンダーソンとして生活しています。

トーマス・A・アンダーソンは幻覚症状に悩まされ髭ずらの日々えお送っています。
黒猫を飼っているアナリスト(ニール・パトリック・ハリス)のセラピーで、精神を安定させる青いピルを大量に処方してもらっていました。

不思議の国のアリスは、ウサギの穴におちて、青い小瓶に入ったインクを味見すると体はみるみる間に小さくなってしまいます。ひよっとすると青い薬が不調の原因かも知れません。

自身はデウス・マキナ社に所属するゲームクリエイターで、今は「バイナリー」というゲームを開発中で、1999年に制作したゲーム「マトリックス」を大ヒットさせたキャリアがあります。

「マトリックス」では、主人公のネオが自らの命と引換えに人類を救う物語が完結していましたが、親会社のワーナー・ブラザーズ社から催促で、続編の制作を余儀なくされていました。同僚は「リブート」や「リメイク」は無い、もしかすると続編を作るかもしれない等と盛り上がるもののトーマス・A・アンダーソンは完結したシリーズの再開に難色を示していました。

『マトリックス レザレクションズ』あらすじ②

トリニティーとの再会

ある日、トーマス・A・アンダーソンは同僚とスターバックスでないカフェに行き、ティファニーに似た子連れの女性をを見つけて話しかけるものの、彼女には「マトリックス」三部作の記憶はなく夫と子どもがいると判明。

また別の日、同じカフェで再会して会話をすると、ティファニーはググってトーマス・A・アンダーソンがゲームデザイナーであることや独身であることを知っているとのこと。更にティファニーは「マトリックス」のトリニティから影響を受けてバイクを乗り始めたなどと話すものの、お互いに思い出せないままの状態でした。

トーマス・A・アンダーソンが再び職場で仕事をしていると、オンラインゲームのアップデーを恨んだ14歳の少年から犯罪予告が届き、同僚たちと揃って勤務先のオフィスビルから脱出する必要が生じたが、所持するスマートフォンには何者かがオフィスビルの一角にあるトイレに向かうようにメッセージを送ってくる。

指示通りトイレに向かうと若いモーフィアス(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世)らしき人物が現れ、赤い薬飲むように忠告されます。警官隊が突撃して銃撃戦が始まり、オフィスに逃げるとするとエージェント・スミス(ジョナサン・グロフ)までが攻撃してきます。
モーフィアスと人類軍の青い髪のバッグス(ジェシカ・ヘンウィック)に救われて「60年探し続けてた」と聞かされるのでした。

この状況が幻覚であるように願うとアナリストの施術室に居る事に気付きます。アナリストが、施術を受けに来るまでの記憶について質問すると、トーマス・A・アンダーソンには記憶が無く、同僚からは自分がビルを飛び降りそうになった所を皆で引き止めたと聞かされたと説明した。同僚の話から、犯罪予告も銃撃戦も無かった事も推測できた。

モーフィアスはネオと最初に会った時の部屋を再現して安心させた上でトーマス・A・アンダーソンに対してふたたび説得を行い、「君は全ての始まりの場所に戻るんだ「マトリックスへ」と告げられ、赤いピル青いピルを差し出します。トーマス・A・アンダーソンは今まで飲んでいた青いピルではなく、ネオとして赤いピルを服用することを決心します。

その直後、アナリストが現れてネオを鏡に引き込もうとする。居場所を察知した敵が乱入して銃撃戦が起きる。部屋から急いで逃げたが新幹線も急襲されたため、敵の攻撃を回避して車両のトイレにあった小さな鏡に突入し、荒廃した現実世界のポッドで目覚めて起き上がると、突如として現れた見知らぬ機械に身体を引き揚げられると、向かい側にあるポッドに未だマトリックスに繋がれている状態のトリニティが居ることを目撃する。

マトリックスに囚われて偽の記憶をインプットされ、マトリックスにのみ存在する架空の家族との生活が手放せないでいるトリニティを現実に引き戻すため、ネオは仲間の支援を受けつつ、60年以上という長年のブランクで生じた戦意喪失や能力低下のリハビリとトレーニングでモーフィアスやバッグスとともに再び戦闘に身を投じて行くのでした。

体感するMX4Dのシートで『マトリックス』をたっぷり感じてくださいね。

そこはトーマス・アンダーソン/ネオの部屋。追ってきた黒人エージェント・スミスはモーフィアスに戻ります。赤い薬を飲んだモーフィアスは人格も取り戻してバッグスと手を組みます。

こうして『マトリックス レザレクションズ』の幕が開きます。IMAXで、MX4Dで、少なくとも2回は鑑賞することを強くおすすめします。

「すべては愛からはじまる。ママとパパへ。」

第四作を2021年に作ることに、ラナ・ウォシャウスキー監督自身矜持が傷つけられても不思議ではない。愛している作品であるなら一層だ。この20年間、日本という国がすべての部分で変わりきれないことをあざ笑うかのように鋭いカードを切ってみせたのです。
「マトリックスの世界」は進化していたのだ。さらにエンドロールが流れる中、見逃さないように、日本語字幕で「すべては愛からはじまる。ママとパパへ。」と表示されます。

『マトリックス』はネオとトリニティーの愛のドラマを、AI思想というオブラートに包んだ一級品のエンターテイメントに仕上げたウォシャウスキー姉妹からのギフトなのです。

監督のラナ・ウォシャウスキーが相次いで両親と親友を亡くしたことへの悲しみが『マトリックス レザレクションズ(復活)』制作のはじまりと聞きます。悲嘆にくれていた彼女をハグしたのがネオやトリニティーだったのです。

重要なのは「大事なことは他者との繋がりの中にしかない」ということなんですよね。
慈悲・慈愛なんです。

禅の教科書といわれている「十牛図」でも、最後の絵(入鄽垂手)が”だらしない恰好になった主人公が人と談笑する場面で終わっています。

十牛図

『レザレクションズ(復活)』とは、愛の復活と考えて良さそうです。

マトリックス愛の復活

「人生にはバグもある」と慰めたそのとき「自分にはまだが彼らがいる」と気づき、「不思議の国のアリス」を開いて、白ウサギを追いかけたのかもしれません。『レザレクションズ』を観て、『マトリックス』はラナ・ウォシャウスキーの『不思議の国のアリス』だと思ったのです。

マトリックスの世界ではネオ/トーマス・アンダーソンは大ヒットゲーム「マトリックス」を作り出した天才ゲームデザイナーという設定で、物語の滑り出しから、思惑は見事に一掃してみせてくれる。

「不思議の国のアリス」ではこうです。
アリスが三月ウサギの家の前に来ると、そこでは三月ウサギ、帽子屋、ネムリネズミがテーブルを出して、終わることのないお茶会を開いている。帽子屋は、同席したアリスに答えのないなぞなぞをふっかけたり、女王から死刑宣告を受けて以来時間が止まってしまったといった話をしたりする。しかし、アリスは、好き勝手に振舞う彼らに我慢がならなくなり、席を立つ。すると、近くにドアのついた木が見つかった。入ってみると、アリスが最初にやってきた広間に出る。

そして、『マトリックス レザレクションズ』では、ネオ/トーマス・アンダーソンは若い男から君は全ての始まりの場所に戻るんだ”マトリックスへ”」と告げられます。

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『マトリックス レザレクションズ』は伝説のひとつになった

新作『マトリックス レザレクションズ』は、マトリックスシリーズに欠かせない一部になっていたことを報告させていただきます。

『マトリックス レザレクションズ』は、1作目の続編とうわさされてましたが、評価の高い1作目の世界観を受け継いで、しかも、れっきとした三部作の後の物語です。お見事!
三部作のラスト『マトリックス レボリューションズ』から60年後の物語を描いています。

ネオは1999年に制作したゲーム「マトリックス」を大ヒットさせた有名ゲームデザイナーとして新作開発に取り組んでます。このシチュエーションがクール!

『マトリックス レザレクションズ(復活)』は、ほとんどの人の期待を見事に裏切って、全く予期しない世界を見せてくれます。なんて、すごいやり方なんだ。やはりラナ・ウォシャウスキー監督は最高だ!

第一作は1999年、個人的には、忘れもしない思い出がある。
キング・オブ・ロックンロールの命日に合わせ、テネシー州メンフィスのエルヴィス邸に行ったこと。いまも CMにエルヴィスの曲が使われているが、当時は話題作に頻繁に使用されていて「リロ&スナッチ」ではエルヴィスは大活躍していた。その当時インターネットは黎明期でエルヴィス邸のイベント画像をアップすると、「あなたは何者?」という質問メールをたくさんいただき、さらにヤフーから紹介させてもらっていいかと打診がくるほどだった。『マトリックス』第一作が製作・公開された時代は、いまでは考えられない時代でした。

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終わることのない茶話会のように猫世界の話は続く

4作目を作ることに対して、劇中で「マトリックスの続編を作れとワーナーブラザーズから話が来ている」とスタッフ内で意見が戦わされるシーンがあります。こうしたメタ的な演出を大胆に取り入れ、続編“反対勢力”の意向も違和感なく取り込んでしまうやり方は実に鮮やか。また、現実世界ではネオの“次世代”たちが、彼に「大ファンなんだ」「本当に空は飛べるの?」と質問や想いをぶつけることで、20年の時の流れをわざと感じさせながら、ネオが残した功績を再評価する胸キュンシーンをさりげなく盛り上げる。制作の裏話を劇中でやってしまうのかと思ったら、猫の動画に「CATRIX(キャットリックス)」というタイトルで行けというような台詞が飛び出す。さらに「パレットタイム」談義に及ぶ。

「パレットタイム」は第一作で有名になった弾丸の避ける伝説の撮影手法だというのは皆様ご承知の通り。映画『マトリックス レザレクションズ』はここからマトリックスという広間に出て美しい展開を始めます。

ムーンショット目標1 2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現- 科学技術・イノベーション - 内閣府
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「二分化思考」の世界はすでに終わっている

トリニティー

アリスよろしく広間に出た映画『マトリックス レザレクションズ』は、愛いっぱいに満ちたラナ・ウォシャウスキー監督の個人的な想いも20年の空白期間が必要だった納得させてしまうバキバキぶりにはうっとり。

『マトリックス三部作』では、マトリックス内に生きる人々を救うために、戦うネオという構図でしたが、いまではマトリックスの一部。「sheeple (羊の群れのような人々)」の一員であり、いまやスミスもネオの敵ではない。

「西遊記」の玄奘三蔵法師がインドから持ち帰った経典にあった「無分別智」の教えを地で行くが如く「機械対人間」という陳腐な二分化思考を鮮やかに抜け出して、ネオより先に髭ずらの「トーマス・A・アンダーソン」が登場。因みに「二分化思考」とは認知の歪みの典型的な思考法で「完璧主義」の原因です。「白か黒か」「すべてか無か」というように判断する思考法です。
赤でも青でもなく情報化社会であり、「ムーンライト計画」が進む現代社会では無用の長物。

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『復活』と『デジャヴ』の意味

カフェでトリニティーに出会うのはどうして?という「はてな」の呪縛から離れられません。
『マトリックス』は、確かにネオとトリニティーの物語ですが、『レボリューション』で、トリニティーは死んだはず。しかもマトリックスの3部作の記憶もなく名前も違う子持ちの主婦。ネオも救世主ではありません。前提条件が崩れているから『レザレクションズ(復活)』が成立します。ネオがガンジーやキング牧師のようなリーダーシップが発揮できたのはトリニティーへの愛情がモチベーションになって自らを通して世界に奉仕する選択をしたからでした。

バッグスとモーフィアスからネオは「60年探し続けてた」と聞かされました。シンクロニシティ(共時性)が起こった瞬間でした。裏返すとネオ/トーマス・アンダーソンも探し続けていたことに他なりません、第1作でネオとモーフィアスがお互いの探し続けて最初の出会いをしたデジャヴに他なりません。アインシュタインは「われわれが創り出した世界は、我々の考え方の産物である」と語っている。

まとめ

ラナ・ウォシャウスキー監督

2019年にワーナーブラザーズから製作発表された『マトリックス レザレクションズ』は、マトリックスシリーズに欠かせない一部になっていたことを強力にご報告させていただきます。

最初はMX4Dで鑑賞、二度目はIMAXでの鑑賞をおすすめします。理由はラストシーンをご堪能いだくためです、トリニティーとネオの感情をたっぷり、正確に体験する必然です。

今回も聞いたことのない言葉や顔ぶれに圧倒されて、あっという間にエンディングロールになり、劇場を後にしました。つながり求めて、家でラナ・ウォシャウスキー監督のクラウドアトラス鑑賞します。

次回は余裕を持って鑑賞したいと思います。それまでに気になった「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」を読み直しておこうと思います。「星の王子さま」をよみなおしたら、人生をもう一度やり直したいと思いましたので、どうなるか赤い薬を飲むような気分です。

『マトリックス』の特徴はムダなシーンが一切ないこと、本編で「不思議の国のアリス」の書籍がクローズアップされるシーンがあり、気になっています。

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