カルチャー

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ないしょシネマ:映画『レスラー/The Wrestler』(2008)

1980年代に人気を誇ったプロレスラー、ランディ(ミッキー・ローク)だが、今は身体の老いをステロイド注射でしのぎ、小さな地方興行に出場する毎日。トレーラーハウスにひとりで住み、生活費はスーパーのバイトで稼ぐ、しがない毎日のランディだが、孤独...
カルチャー

ないしょシネマ「あなたへ」

高倉健さんの遺作「あなたへ」は素敵な映画です。 無言の背中に、語らずして人生の悲哀を表現する、圧倒的な存在感で日本映画界を代表する高倉健。 「あなたへ」では、草彅剛さんがイカメシ屋の出張販売員の役で出演していますが、噛めば噛むほど味が出...
こころデザイン

自分忘れの偉人:葛飾北斎・おおたにサンに学ぶ「自分」の忘れ方

葛飾北斎は自分忘れの名人でした。すべては芸術のために捧げられました。おおたにサンも同じです。彼らは禅僧のお手本のように宇宙を楽しみます。個性だ多様性だ「自分らしく」と言ってる限り、自我に苛まれ、日本のように社会がない国で生きるには、自分を忘れて対象になりきるマインドフルネスの真髄にしあわせがあります。
こころデザイン

ないしょシネマ:ノーカントリー/No Country for Old Men

『ノーカントリー』は、2007年第80回アカデミー賞。作品賞、監督賞、助演男優賞(ハビエル・バルデム)、脚色賞の最多受賞作品。異様な違和感満載の映画が気になりだしたのは、統一地方選の結果に触れて、「ところで、安倍元総理は誰に殺害されたのか」ということから始まった。『No Country for Old Men(老人のための国はない)」が除夜の鐘のようにリアルに響きだした。
こころデザイン

ないしょシネマ:駅 STATION

なぜ、女たちは男を裏切るのか 高倉健が刑事役で主演した『駅ステーション』は冬になると見たくなる映画です。 監督: 降旗康男 脚本: 倉本聰 撮影:木村大作 出演: 高倉健/倍賞千恵子/いしだあゆみ/古手川祐...
カルチャー

ないしょシネマ|単騎、千里を走る。

「単騎、千里を走る」は、愛する者を持った男の映画です。男が愛を貫くとは、こういうことなんだと教えてくれる映画です。愛を貫くと、諸行無常、諸法無我、一切皆苦、涅槃寂静・・・お釈迦様の四法印にたどり着きました。つまり生き抜いたということになります。
こころデザイン

ないしょシネマ|『バグダッド・カフェ』からライフデザインを学ぶ

「将来の目的や計画を一旦忘れて、今この瞬間のやりたいことに、やるべきことに熱中しろ」とアリストテレスの言葉。『バグダットカフェ』に辿りついた旅行者、ヤスミンがみんなから愛されるのは「いまここ、この瞬間のやりたいことに、ひたすら集中した」から。人生は旅に喩えられます、ヤスミンのような旅はいかがですか。
こころデザイン

毎日アベンジャーズ、アッセンブル。日本の僧侶は国家公務員だった。

知って得する、すてきな仏教ワークブックへご案内します!アベンジャーズ、アッセンブル(集結!)何度見ても涙する名場面が実はあなたのことだとお伝えするとお約束しました。仏壇の前にお座りください。ご先祖様と心一つにして集結!古から受け継いだいのちをご先祖様と心ひとつにして、浄土にせんと立ち向かっていく。
カルチャー

セリフで理解するマトリックスレザクションズ|僕は狂ってるのか?

「マトリックスレザクションズ」では、「革命のための革命でずっと戦いを続けるってことは、抑圧と同じことだ」というセリフがあります。世紀末から20年を過ぎた『レザクションズ』では、体制VS反体制の構図から離れたようです。『My Crazy」には今起きている社会問題、偏見や差別に重心の移動を感じます。
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マトリックスワークブック|『マトリックス』超『クラウドアトラス』

『クラウドアトラス』は、『マトリックス』を掘り下げたような映画です。見えない他者を気にして「同調圧力」で自分を自縄自縛するように仕組まれたメカニズムからの脱却を訴えています。ウォシャウスキー姉妹は身をもって示したのです。
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内田吐夢監督作品「飢餓海峡」

人には、人間の意思をあざ笑うような、目に見えない因縁。抜き差しならない因縁があると思います。映画の巨匠、内田吐夢監督作品には人間の運命がどうなるかを私たちに凝視させようとする強い力が感じらます。私たちは内田吐夢監督作品にヒントを得て、回答する準備が必要だし、回答すべきだと思います。
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