絶品星占いで暮らしデザイン

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地球から空を見ると、星が輝いています。

星は互いの位置関係を保っています。星座とは、星の配置から星と星を結んで「見た目の特徴」から連想して動物や人物、道具など事物の名前で呼んだものです。

星は位置関係を保っていますが、時間や季節と共に西に動いているので星座も動いているように見えます。

星占いに使っている星座は12しかありませんが、実際には88星座あり、それらが全部日本でみることはできません。また星座の一部分しか見えない星座もあります。

日本では大正期ごろから西洋から伝わった「星座」になりましたが、それまでは中国の星座「星宿」を使っていました。星座の起こりについては、実は、まだまだはっきりしないことが数多くあるのが実状です。

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88星座は、1922年にローマで開催された国際天文学連合の設立総会で定められたもので、今後変更になることもあります。日本で使われている現在の星座は「ギリシャ神話」が基になっているので、今から3000年ほど前のギリシャで始まったものと考えられがちですが、ギリシャより古い約5000年以上前に、今のイラクを中心としたメソポタミア地方で起こったものとされています。

カルディア人は紀元前1200年ごろ、メソポタミアにやってきたアラム系(今のシリアのあたり)地方遊牧民です。そのころのネブカドネザル1世がつくった境界石にはいて座・さそり座・うみへび座などの星座名が発見できます。

12星座の基本になっている黄道12宮を発見したのは、紀元前1200年頃に繁栄したカルディア王国時代のカルディアの人々だと言われています。緻密な計算に基づく惑星の会合周期や日食予報なども粘土板に数字が残されているといいます。

カルディア人は天文学・数学などを発達させた優秀な人々です。「天文学はカルディアの賜」といわれるほどで、カルディアの自然科学や天文学は高度でした。1年が12カ月、1週間は7日、1日は24時間、角度の1周は360度といった現在の常識となっている単位は、すべてカルディアで誕生しました。

西洋占星術は、古代の天文学者が考え出したものです。天文現象や天体の動きを観測し、そこから国の将来や進むべき道を占いました。高度な天文知識を必要とする占星術は、天文学者の仕事でした。そうした占いが、やがて個人の運勢を占うものへと転換し広まりました。

一般に「○○座生まれ」と呼ばれる星占いの星座は、基本的にその人が生まれたときに太陽が位置していた星座を意味します。その星座がその人の性格に影響を与えるということから「占い」は成り立っています。

ところが実際には必ずしもそうではありません。黄道12星座の大きさは、星座によってまちまちだからです。そこで、太陽が一ヶ月ごとに一つの星座を移動するよう、春分点を頭として黄道を12等分し、それを12宮としました。

ですから「○○座生まれ」というのは、本来「○○宮生まれ」という意味であり、12宮は黄道12星座とは異なるわけです。つまり「星占い」とは、西洋占星術を簡略化したものであって、サン・サイン占星術(Sun sign astrology)とも言い太陽星座占いのことなのです。この「星座」とは占星術の「宮」(サイン)のことであり、現在の夜空に輝く実際の星座、つまりプラネタリウムで確認する星座とは異なる概念のものです。

今お話していることは、夜空に輝く実際の星座と、星占いでいう星座が微妙にずれていることをお伝えしているものであって、星占いがデタラメだと言っているものではないので誤解しないでください。

因みに自分は10月24日生まれなので「蠍座」(10月24日 – 11月21日)ですが、そのプロフィールはこうです。

蠍座は、強い精神力と集中力を持った星座。「破壊と再生」というテーマを象徴する冥王星を守護星に持ち、深いところから自己変容する力を備えています。また、人間の深層心理や神秘的なことに対して、鋭い洞察力や敏感な感受性があることも特長。人間関係においても、特定の人と深い絆を結び、情の厚さを発揮します。

本当にその通りだと思います。今後ともよろしくお願いします。

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